市が進めていた整備事業が完了した。首相経験者が選挙期間中に殺害された場所とあって慰霊碑設置を求める声もあったが
当初の計画通り車道となり、近くに花壇が設置された。寄せられる賛否に、地元はどう対応したのか。
発生から9カ月弱過ぎ、風化は政界でも進むが、どう受け止めればよいのか。(西田直晃、山田祐一郎)
◆現場は花壇に…「100年、200年先に考えてもらえば」
「いろんな問い合わせがありましたが、3月末で工事は終わりましたよ」
電話越しの声に疲労感がにじんでいた。「こちら特報部」の取材に対し、奈良市の整備事業の担当者は困惑気味に答えた。
大和西大寺駅前の工事はもともと昨年3月から始まっていた。しかし、7月8日。
参院選の応援に訪れた安倍氏が街頭演説中、ガードレールで覆われた交差点の一角で撃たれると、事態は急転した。
市は急きょ、現場に慰霊碑を設ける案を含め、工事の関係機関や識者から意見を聞き取った。
「小さな石碑は現場近くにあってもいいのでは」「事件の形跡を残して防犯意識を高めることが必要」「歩道内に目印的なものが必要」
「安倍さんがかわいそう」という賛成の声もあった。だが、「現場を通る地域の人はしんどいだろう」「もっと後世に検討すればいい」
「市民は思い出したくない」「歩行者や車両の安全が最優先」といった反対意見が多数を占めたという。
その結果、仲川市長は渋滞緩和や歩行者の安全など交通面の事情のほか
「世論の分断」を理由に慰霊碑などを設置せず、銃撃現場は当初の予定通り車道にすると10月上旬に発表した。
予定になかった花壇の整備が追加され、「100年、200年先に考えてもらうことは可能。
今の時代の人が全てを決めるということではない」と付け加えた。
◆「倒れた場所のアスファルトを保管したい」申し出た市議も
事件後、市には電話やメールで賛否双方の意見が寄せられた。問い合わせには
「銃殺するぞ」といった市長への脅迫も複数あった。慰霊の建造物について
10月の発表までは賛成55件、反対96件。だが発表されると、今度は決定に否定的な意見が250件以上殺到した。
県の担当者は「ほとんどは市外や県外の人」と振り返る。
県内の自民党関係者は、市の決定に異を唱えている。自民系会派幹事長の森田一成市議は「奈良市だけの問題ではない。
世界中から人々が花束を持って訪れている。『歴史的な現場がここだ』と示さないのは理解できない」と憤る。
今後、有志が私費を投じ、現場近くに慰霊碑のほか、銃撃現場を示すプレートを設ける動きがあるとされる。
工事が大詰めを迎えていた3月6日。森田氏は市議会定例会の代表質問で
従来の「銃撃現場を車が走らないための歩道の拡張」に加え、安倍氏が倒れた場所のアスファルトを
「単なる産業廃棄物にせず、歴史的遺物として保管したい」と申し出た。
仲川市長は想定外の質問だったのか、「気持ちを一定の理解はできるが
即答しがたい」とその場での明言を避けた。最終的には、工事業者によって処分された。
続きはソースを
東京新聞 2023/04/05 12:00
https://www.tokyo-np.co.jp/article/242140
引用元: ・【安倍氏銃撃】大和西大寺駅前整備完了…様々な思い取り巻く [おっさん友の会★]
国葬された偉人だよ?
古墳と同じ規模の墓を作るべき
日本国民も望んでるでしょ
海外の要人も毎年墓参りに来るはず
どうしてそうしなかったの?
http://pbs.twimg.com/media/FYff-3VUsAAoVer.jpg
なるほど!
察した