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開幕から16打席無安打の巨人・坂本勇人内野手(34)が5日のDeNA戦(横浜)の先発メンバーから外れた。荒療治の効果はいかほどか、
通算2205安打の大打者が経験のない大スランプから抜け出せない。原辰徳監督(64)は「いろんなトータルで考えて。明日(6日)は先発で行かせるつもりでおります」と説明した。
ネット裏の他球団スコアラーは「バランスが悪く、スイングが鈍い。腰が悪い典型的な打ち方に見える。いいときは体が回転しているのが、今は手が出てくるのが遅れて全部差し込まれている」と指摘。実績ある選手だけに、指揮官も「われわれが手助けは難しい」と静観の構えだったが、打撃練習ではコーチ陣がアドバイスを送り始めた。
大久保博元打撃チーフコーチは(56)は「ボール半分か、1個ぐらい差されている。『それが続いてるのはなんでなの?』と話し合いをして。ショートスイングでコンパクトに打つのも試してくれないかと。勇人も僕らが言ったことを試している」と明かす。
この日は代わりの遊撃手にドラフト4位新人の門脇誠内野手(22)=創価大=が起用され、1打席目にプロ初安打となる左翼線二塁打。大久保コーチは「尻に火を着ける意味もある。即効性のあるものは何か探している。優勝するには不可欠な人。勇人も人間ですから、自分が出られなくなることは避けたいはず」と技術面、精神面などあらゆるアプローチを試みているが、今回の不振の根は深そうだ。
大久保コーチは「1本打ったからといって、きっかけはつかめない。新しい勇人にならないと打てない。今までもいろんな形があっただろうけど、今までの2200本を取り払っていっています」とまで覚悟を示し、大改造を予告。しかし、これまでの野球人生を支えてきた打撃を捨て去ることは、偉大な実績がある選手こそ難しい。 (塚沢健太郎)
引用元: ・【巨人】坂本勇人、復活へ大改造計画 大久保コーチ「尻に火を」 [鉄チーズ烏★]