ここでティ・タンさんの名前に見覚えのある映画ファンも多いのではないだろうか。まさにこの韓国軍の戦争犯罪を追った作品「記憶の戦争」に登場するタンおばさんである。同作のイギル・ボラ監督は昨年、歴史教育など学問に対する政治の介入を可視化させた「教育と愛国」の斉加尚代監督との本誌における対談の中でこんなことを言っている。
「ベトナム戦争であった数多くの虐殺には証拠がありません。なぜなら、軍が隠滅し、人も殺されてしまいました。様々な理由で証拠を示せないし、法的にも原告にとっては不利な状況が揃っています。しかし、虐殺の事実は存在しますね。それを無いと言ってよいのかという問いができる分野が芸術だと思っています」
ボラ監督は祖父が猛虎部隊としてベトナム戦争に派兵され、そのときに稼いだ外貨で自身は大学に行けたと言う。自らの原罪に向き合うかたちで、ベトナムに行きタンおばさんに向けてカメラを回したが、公開時は退役軍人たちによる猛烈な妨害に遭った。
しかし、今、芸術の分野だけではなく韓国の司法もまた転機を迎えた。韓国政府側はベトナムと韓国、米国間の約定書などによりベトナム人は韓国の裁判所に訴訟を提起できないと主張していたが、ソウル中央地裁は「約定書は合意に過ぎず、ベトナム国民個人である原告の大韓民国政府に対する請求権を防ぐ法的効力を持たない」と判断し、さらに政府側は、本件は犯罪行為から50年以上が経過しており時効が満了している、とも主張したが、これも「原告はこの事件訴訟の権利を行使できない長年にわたる障害理由があったと見られる」と却下した。
「この判決を契機に未来にできることをしていきたい」(ボラ監督)
ベトナム人が韓国政府を訴えたこの裁判は、日本植民地下で日本軍に軍人として駆り出された韓国人とその遺族による日本政府に対する賠償請求裁判と、国を跨いだケースとして似た構図であるが、その原告法定代理人である大口昭彦弁護士はこう解説した。
「日本は歴史教育も含めてアジアの侵略問題を清算出来ずに来たことで、いまだに司法も戦後賠償に向き合えていないが、韓国は分厚い民主化運動の成果で、自国の裁判所が当時の民兵の証言などから、軍による虐殺の歴史も認めてその加害性をきっちりと裁いた。これは学ぶべきことだ」
韓国政府は一審判決後、すぐさま控訴。ベトナム外務省はこれを遺憾と表明。一方、韓国の弁護士たちはタンおばさんの支援を継続していく。「こういう問題は外交問題ではなく歴史の問題としてケリをつけていくべき」と大口弁護士は語った。(ノンフィクションライター・木村元彦)
※週刊朝日 2023年4月21日号
4/18(火) 7:30 AERA dot.
https://news.yahoo.co.jp/articles/67d67608388c0d06da0c324e40fda91296b29504
※関連スレ
【韓国軍ベトナム民間人虐殺】 被害者への賠償命じる一審判決不服として韓国政府が控訴 [3/23] [仮面ウニダー★]
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1679520641/
引用元: ・【ベトナム戦争】韓国軍の民間人虐殺に画期的な判決 タンおばさんの訴えが認められる [4/18] [ばーど★]
天理市ゴミ処理場賃料で“土地代の3倍”14億円が市から天理教に 高市早苗氏らに疑惑
統一教会世界日報なんか言えよ(笑)
故意に証拠が無いだなんて慰安婦像的ウソは通じないゾw
ジャギも裸足で逃げ出す卑怯っぷり
(=゚ω゚)ノ この弁護士とやらはアホなんか?