鉄道の写真愛好家「撮り鉄」のマナーについて情報交換しようと、ついに自治体の枠を越えた協議が始まりました。特急やくもが走るJR伯備線沿線の3つの町、それに警察やJRなどが共同で対策を考えることになり、21日、初めての会議が開かれました。
21日午後、鳥取県・日野町役場で行われたのは、「伯備線沿線上撮り鉄マナー等対策協議」です。
集まったのは日野町のほか日南町、江府町、鳥取県、それに警察とJRなど。共通する悩みは、特急やくも目当ての「撮り鉄」のマナーです。
日野町民「撮り鉄多いですね、県外者が多いわね、あっちの関西関東。やっぱり国鉄色になってからですね」
伯備線沿線は、特急やくものリバイバルカラー復活や根雨・黒坂駅開業100周年事業などの影響で、列車の撮影が大いに盛り上がっている一方、一部の撮り鉄によるマナー違反が問題視されています。
日野町民「マナー的にちょっと悪い人がね。吸い殻はポンポン捨てるしね、あんまり歓迎するようなアレじゃないだがんね」
撮影に適したスポットでは、撮り鉄に勝手に田んぼに入られたり、ゴミを捨てられたりすることがあると、沿線の住民は話します。
■「撮り鉄」が線路内に侵入し、検挙される事案も発生
なかには、こんな出来事も…
日野町民は「農作業するのに、そこにトラック止めたら、トラックどけてくれと言われたけんね」
3月、特に訪れる人が多いという週末に日野町のスポットに行ってみると、多くの撮り鉄の姿がありました。
撮影に訪れた人「この時間帯、北に向かう列車に日光が当たるのはこの辺りかなっていう。鉄道ファンでは定番だったり、格好よく撮れる良いポジションですね」
この場所は日野町の中でも、電車の正面に日が差す絶好のスポットということで、人気になっているのだと言います。
しばらくすると、所轄の警察官がやってきました。
警察官「ずっと向こうの方から広報しながら、こっち来たところです」
撮り鉄が線路内に侵入し、検挙される事案も起きているということで、警察も注意を呼び掛けています。
また鳥取県伯耆町では去年、特急やくも撮影をめぐる、こんなトラブルも発生しました。
小林健和キャスター「後ろに見えるひまわり畑。そして先の線路の途中に位置するこちらの木、明らかに人工的に切り取られているように見えます」
小崎純佳キャスター「こちらの木は、根元の方から伐採されています。10センチほどしか残っていません」
線路沿いに植えられていた3本の柿の木が、何者かに勝手に伐採されてしまったというのです。
土地の所有者「『うそでしょ、冗談でしょ』と。最初は状況が飲みこめませんでした」
■駐車違反…ゴミの不法投棄… 町民からは苦情
切断面の状況から、チェーンソーなどで切断されたとみられ、やくもの写真を撮る際に大山と被らない構図を作るために伐採されたと所有者の男性は見ています。
こうした撮り鉄マナー違反の情報共有や、今後の対応について協議しようと始まった今回の協議。JRによりますと、関係機関が一斉に集まって「撮り鉄のマナー」問題に取り組むのは山陰では初めてだと言います。
21日は、それぞれが把握する撮り鉄の問題行動が示され、駐車違反、ゴミの不法投棄、線路や田畑などへの無断侵入、沿線樹木の無断伐採などの行動が報告されました。
日野町 産業振興課 三好郁瑠さん「撮り鉄の一部の方がマナーに問題があるということで、やはり町民からの苦情もあります。マナーの悪さ、受け入れ状況を町としても整えて、町民撮り鉄の方、双方が良い関係であることを実現していきたいと思っています」
また来年春には、新型やくもの投入が決まっていて、撮り鉄の増加がさらに見込まれることから、関係機関の協力を強めて対応にあたるとことにしていて、ポスター掲示やSNSでの情報発信、沿線でのパトロール活動などを通じて、マナーを守って、安全に撮影を楽しんでもらえるように呼びかけていくとしています。
山陰放送2023年4月21日(金) 17:48
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/bss/448084
引用元: ・【撮り鉄】線路や田んぼに無断侵入、木を勝手に切る JR伯備線「撮り鉄」迷惑マナー問題 町民の苦情受け、自治体の枠を越える異例の対応 [七波羅探題★]
撮り鉄の存在が犯罪
ヤンキーより凶暴だ
ただの電車の写真が好きなオジサンだよね
基本的に無害でしょ?