2023.04.29
YouTubeチャンネル「ダメな科学」のカン・ソンジュ博士
–韓国の科学水準が高いと言いましたが、ノーベル賞はいつ頃出るでしょうか。
カン博士「難しい質問ですね。慎重に結論から申し上げれば、今のままでは韓国からノーベル賞受賞者を排出するのは大変だと思います。韓国人は教育水準も高く、科学に対する理解度が素晴らしいです。(中略)
問題はシステムです。韓国政府や大学研究機関は1年の会計年度に合わせて『実績』を出さなければなりません。それは研究者たちが長期的な実験を持続しにくい構造です。研究結果を盛り込んだ報告書の提出をより重要視する雰囲気を変えない限り、ノーベル賞を受けるような成果を得ることは難しそうです」
–外国の研究者だって成果を出さなければなりません
カン博士「そうです。しかし、その成果を何で判断するかによって決定的な違いがあります。まず、海外では『過程』も実績として認められます。10年プロジェクトがあるとします。アメリカや日本では1、2年目に実験を通じて色々なエラーを発見したことも価値ある収穫と考えられます。
私たちはそうではありません。小さくても『進展』がなければそのプロジェクトを続けることはできません。しかし、科学ではエラーを除去することは決して停滞や足踏みではないのです。ここで2つ目の重要な違いが出てくるのですが、『失敗』も成果として見るということです。どの研究でも、望む結論を得られなかった場合、それでも何かを学んだと判断され価値があるものとなります。そうすることで、次の研究ではその方法を除外し、別の道を探すことができるからです。このような政策的認識が変わらなければ、私たちも科学先進国になることができません」
–そんな中で、ナロ号発射のような大きな成功も収めましたが
カン博士「はい、本当に素晴らしいことです。海外の1/10程度の人員と資金でそれをやり遂げたというのは、奇跡とも言えることです。しかし考えてみてください。私たちはいつまでこんな幸運を祈り、現場の犠牲と使命感に頼らなければならないのでしょうか。そしてこのような奇跡は続くのでしょうか。外国の科学者たちと会えば、(韓国の成果に)驚くのではなく、心配が先立ちます。大丈夫かと。事故が起こるのではないかと。
すぐに外国並に支援を増やそうと言うわけではありません。そうなれば良いのですが、現実的には難しいです。ただ、このように「無から有を創造する」方法では、科学発展を維持することはできません。科学は少しずつ積み上げていくものなのです」
https://n.news.naver.com/mnews/article/020/0003494541?sid=105
引用元: ・【韓国】このままでは韓国からノーベル賞が出ない [動物園φ★]
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世界一ノーベル賞に縁がない劣等民族
朝鮮戦争終わる最高のタイミングは金大中の頃だったのに