AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は6日、決勝第2戦を埼玉スタジアム2002で行った。浦和レッズはアルヒラル(サウジアラビア)に1-0で勝利。後半4分のオウンゴールを守り切った。第1戦で1-1と引き分けたため、2試合合計で2-1と勝ち越しに成功。2019年はアルヒラルに決勝で屈したが、07年、17年に続く5大会ぶり3度目のアジア制覇を成し遂げた。
5大会ぶり3度目のアジア制覇を目指す浦和は、敵地での第1戦で1-1のドロー。前半13分に先制を許したが、後半8分にFW興梠慎三が貴重なアウェーゴールを挙げた。第2戦では勝ったほうが優勝となり、ドローだとアウェーゴールが勝敗を分ける。0-0で終われば浦和の優勝が決定。2点以上を取り合うとアルヒラルに軍配が上がる。1-1なら延長戦となり、120分で決着がつかなければPK戦となる。
浦和は第1戦からメンバー変更は無し。4-2-3-1の布陣でGKは西川周作、4バックは左からMF明本考浩、DFマリウス・ホイブラーテン、DFアレクサンダー・ショルツ、DF酒井宏樹。ボランチ2人はMF岩尾憲とMF伊藤敦樹。2列目は左からMF関根貴大、MF小泉佳穂、MF大久保智明。1トップは興梠が入った。
アルヒラルは第1戦から3人変更。負傷のMFサルマン・アルファラジ、出場停止のFWサレム・アルドゥサリ、FWムサ・マレガが外れ、MFアブドゥラー・オタイフ、MFアンドレ・カリージョ、FWアブドゥラー・アルハムダンが入った。
序盤からアルヒラルにボールを握られる。浦和は前半4分、自陣PA内に入り込まれると、西川がアルハムダンのひざで頭を打つ。一時ピッチに横たわったが、その後はプレーを続行した。守勢が続く浦和は同21分、MFミシャエウにPA手前から右足シュートを打たれるが、西川がしっかりセーブした。
前半23分、浦和は小泉を起点に中盤から攻撃を仕掛ける。前線の興梠が冷静に横へとパスを出し、最後は関根がPA左に入り込む。だが、シュートは威力なく、ゴール枠に届かなかった。
ここから浦和は隙を見て敵陣に攻め立てる。前半30分には酒井のスローインから伊藤とのやり取りで、酒井がPA右ライン付近までドリブル。右足でクロスを上げると、ゴール前に興梠が飛び込み、ジャンピングボレーは惜しくもクロスバーに直撃。決定機を決めきることはできなかった。
前半終了間際には再びアルヒラルの攻撃を浴びるが、西川のセーブもあり、そのまましのぎ切る。スコアレスで後半に折り返した。
後半に入り、浦和は最初の決定機でゴールをこじ開ける。後半4分、岩尾が中盤からFKを蹴ると、PA左のホイブラーテンが頭で中央に折り返す。反応した興梠はヘディングシュートで合わせることはできなかったが、通り過ぎたボールをカリージョが押し込んでオウンゴール。浦和が価値ある先制ゴールで2試合合計2-1と勝ち越した。
追いかけるアルヒラルは前半23分、MFナセル・アルダウサリとFWサレハ・アルシェハリを入れる。日本は同27分に小泉と興梠を下げ、MF安居海渡とFWホセ・カンテを投入。29分にはカンテがカウンターの起点となる。右横にパスを出し、大久保がPA右に進入するも、左足シュートは大きく枠を外れた。31分には関根のヒールパスから伊藤が豪快な右足ミドル。しかし、ゴール横にわずかに外れた。
アルヒラルの単発攻撃に脅かされつつも、浦和は最後まで守備の集中力を切らさない。後半40分には伊藤と関根を下げ、MF柴戸海とDF荻原拓也で試合を締める。そのまま1-0で終了し、2試合合計2-1で17年以来となる3度目のアジア制覇を達成した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d54cee408d48a69930eeb5a059b758994d2de0a
引用元: ・【サッカー】浦和が5大会ぶり3度目のACL優勝! 後半開始早々にセットプレーからOG誘発、2戦合計2-1でアルヒラルに雪辱 [久太郎★]
これが真剣勝負の国際試合だ