地元の食材を使うなど、地域密着型の「N」は、8年たった現在、押しも押されぬ人気店になったということだが、数年前から、「N」が入居している物件の管理者であるNPO法人の理事長を務める80代の男性から「俺の言うことに従えないなら出て行け」と退居を求められているという。
困り果てた女性は自治体に助けを求めるが、理事長が「地元の有力者」であることを理由に担当者は何の手立ても講じず。「田舎ってどこもこうなんですか?」と、その理不尽さを訴えているものである。
(*地域おこし協力隊とは2009年度に国が始めた制度で、都市部から地方に移り住み、地域の活性化をサポートする活動のこと。最大で3年間、年間480万円が国から自治体に支給されることになっている。)
これに対し、SNS界隈では「よそものイジメ」「老害による若者イジメ」「NPO法人の私物化」など、さまざまな問題点が議論され、結果として、土佐市はかなりのイメージダウンを被ってると言っても良い。
「地域おこし協力隊」とは無関係だが、この店主同様、移住先で苦境に追いやられた主婦がいる。病に倒れたご主人の体調の快復と生活のため、関東の中心部から九州地方に移住した村田美知佳さん(仮名・44歳)だ。
「九州はもともと主人の両親の出身地。実家と呼べるようなものはないのですが、付き合いのある親戚がいて『力になるから』と言われて移住することにしたんです」(美知佳さん、以下同)
栄養士の資格を持ち、いずれ飲食店をやりたいと考えていた美知佳さんは、親戚から「元居酒屋の物件を居抜きで買い取らないか?」と持ちかけられる。
「観光地にも近い海沿いの物件。土地が広く家庭菜園も可能なので希望通りでした。自治体が所有者になっていて、『正直持て余していたものだから、使ってもらえると有難い』ということで、ローンの支払いも3年は据え置き。その後も、状況に応じてですが、最大5年は利息のみの支払いで良いと言われました。
リフォームは地元の工務店が請け負ってくれたんですが、こちらも『お友達価格』。入居した町営住宅の家賃もタダ同然。主人の退職金や蓄えなどの自己資金の他、移住者起業支援金も貰うことができて経済的な不安はほとんどなく、ホントに有難かったです」
郷土料理をアレンジした美知佳さんのレシピが、目新しさもさることながら、カロリーや栄養バランスに配慮していること、「採算よりもまず地域貢献」の意味で価格設定をリーズナブルに抑えたことなどが人気を呼んで連日のように店は地元住人で溢れかえり、開店して間もなく、美知佳さんのカフェレストラン「X(*店名ではありません)」は軌道に乗り始める。
「贅沢を言ってはキリがありませんが、せっかくなので地元の人以外の観光客とかにも利用して欲しいという気持ちはずっとありました」
そこで出番となったのが療養中のご主人・潤さん(仮名・45歳)。もともとIT関係の仕事をしていてネットに詳しい潤さんはSNSを駆使して「X」をPR。インフルエンサーと呼ばれる女性が「X」を訪れ、「●●県の穴場的カフェレストラン」として発信してくれたお陰で、観光客を呼び込むことに成功する。
「本州や海外からのお客さんも来るようになり、週末や連休などはお客さんが入りきれないくらいでした。それまで休みにしていたランチとディナーの間もカフェタイムにして営業するようになって、もう目が回るような忙しさでした」
急遽テラス席を増築したり、スタッフの数を増やすなどの対応に追われることもあったが、美知佳さんも潤さんも大満足。「移住は正解だった」と夫婦で喜び合ったのだが、それも束の間。「X」に次第に暗雲が立ち込める。
「まず、常連だった地元の人から『いつ行っても満席で入れない』とクレームが付いたんです。なので、予約をお願いしたんですが『なんでそんな面倒くさいことをしなきゃいけないんだ』とお叱りを受けました。『メシは食いたくなったタイミングで食いに行くから、いつとか何時とか決められない』ということなんです。
それで仕方なく、地元の人が飛び込みで来店した時は椅子を増やしたりして受け入れるようにしたんですが、店内が狭くなるうえ、話し声なども響くようになって、お店の雰囲気とか他のお客様の居心地が悪くなってしまったんです」
引用元: ・【土佐市】開業したカフェが軌道に乗るも「いつ行っても入れない」「予約なんかするか」地元住民からの陰湿な「よそものイジメ」 [七波羅探題★]
税金を突っ込んでいるんだよって感想
なんかふんわりとボカしている気が(´・ω・`)