2023年6月8日3:24 午後 ロイター
https://jp.reuters.com/article/tokyo-stx-close-idJPL4N3801HP
[東京 8日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比272円
47銭安の3万1641円27銭と、続落して取引を終えた。短期的な急上昇による過熱感が意識されたほか、翌日のメジャーSQ(特別清算指数算出)を控え、需給要因での利益確定売りが優勢となった。特に、これまで株高の流れをけん引してきた指数寄与度の大きい銘柄や、ハイテク株が軟調だった。
日経平均は35円安と、小幅安でスタート。寄り付き後にはプラス圏に浮上する場面もみられたが、すぐにマイナス圏に沈んだ。後場に入ると一段と売りが加速し、下げ幅は一時490円を超える場面もあった。半導体や電子部品などのハイテク株や主力株の一角が軟調で、指数を押し下げた。
市場では、この日の下落について「何か悪材料が出たわけではなく、SQ前の特殊な動き」(国内証券・ストラテジスト)との指摘が聞かれた。一方、「今後も、これまでの上昇の反動による調整が入る可能性もある」(T&Dアセットマネジメントのチーフ・ストラテジスト兼ファンドマネージャー・浪岡宏氏)として、株価の下押しリスクを警戒する声もあった。
浪岡氏は「日本株は4―5月に大幅上昇したので、目先は機関投資家を中心とした大き目の金額のリバランスの売りが発生するのではないか」と予想する。日経平均の下値めどとしては、節目の3万円程度が意識されやすいという。
TOPIXは0.67%安の2191.50ポイントで取引を終了。東証プライム市場指数は0.67%安の1127.75ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は3兆7169億0100万円と、商いが膨らんだ。東証33業種では、海運、電気・ガス、石油・石炭製品など10業種が値上がり。精密機器、情報・通信、その他製品など23業種は値下がりした。
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引用元: ・東京株式市場・大引け=続落、SQ控え利益確定売り優勢 6月8日 [はな★]
更なる高みへの期待は膨らむ一方です