新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に引き下げられ、マスクを外す人が増えてきた。化粧品や日用品メーカーは気温の上昇とともに「脱マスク」が加速するとみて、肌のケアや口臭の対策用品に注力する。一方、マスクを製造する企業は、付加価値を高めた製品を発売するなどして需要減に対応しようとしている。
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夏に向けて
リップクリームを試す女性客。マスクを外す機会が増え、化粧品の需要が拡大している(大阪市北区の大丸梅田店で)
大丸梅田店(大阪市北区)では化粧品売り場の5月の売り上げが前年同月より4割近く増え、6月に入ってからも好調が続いている。9日夕に来店した奈良県王寺町の女性会社員(27)は「屋外で人と話さない時にはマスクを着けなくなった。夏に向けて、新しいリップクリームが欲しくなった」と話した。
化粧品大手のマンダムが4月、15~29歳の男女401人を対象に調査したところ、マスクを外すタイミングとして「気温が上がり暑くなってきたら」と答えた人が33・7%と最も多かった。化粧品や日用品各社は「マスクで隠れていた肌の荒れや口臭を気にする人が増える」(化粧品大手)として、脱マスクを商機とみる。
ロート製薬は2月、肌の色を明るく見せる効果があるという日焼け止めの新商品を発売した。30~40歳代女性を中心に人気で、想定を1割程度上回る水準で売れている。口臭を抑える小林製薬の清涼食品「ブレスケア」は、1~3月の売上高が前年より15・9%伸びた。マンダムは脂取り紙のアピールに力を入れる。
「需要底堅い」
シャープのロゴが入ったマスク
マスクを製造している企業は、新たな商品の投入などで脱マスクによる需要減に対応する。
電機大手のシャープは、服装や気分に応じて使い分けられるよう赤や緑色などの耳ひもを組み合わせたモデルを追加した。マスク生産は本業との関係が薄いが、国内の供給不足を受けて2020年3月に乗り出した。脱マスクが進む中、「需要は底堅い」として撤退しない方針だ。
アイリスオーヤマは、マスクの材料である不織布を使ったウェットティッシュやペット用品といった新商品の開発を検討している。担当者は「マスクを生産してきた技術の活用方法を探る」と話す。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230611-OYT1T50138/
https://i.imgur.com/mxPlqw0.jpg
引用元: ・脱マスクでも「需要は底堅い」、コロナ禍で新規参入のシャープは撤退せず [愛の戦士★]
大手が手のひら返して発注してこなくなったというインタビューはみたけど
日本人がそう簡単に外さないことを理解してる