https://news.yahoo.co.jp/articles/290085423700f810f54666ac60b261e2d5f8e895
回転寿司チェーン店で、客席にある醤油差しを舐める。うどん店では、天かすを入れるためのスプーンを口に入れる。さらには、そのめいわく行為を撮影した動画をSNS上に投稿し、店の業務を妨害する。こんなめいわく行為が社会問題化している。
そんななんかでスシローの運営会社がこの問題を巡って、ついに加害者少年への提訴に踏み切った。請求した損害賠償額は6700万円。この額については世間から様々な意見がある。一方でこの期に及んでも加害者を擁護するようなマスコミの言動が目立つ。現代社会が産んだ病理ともいえる「めいわく行為×SNS」は、どのような顛末を迎えるのか。ルポライターの日野百草氏が取材したーー。
6700万円の損害、それでも他国なら桁が違う
「6700万円の損害賠償は当然だと思います。業界全体、いや外食全体で考えたらもっと多くてもいいくらいです」
学生時代に回転寿司店でアルバイトをしていた筆者の元教え子は「もっと多くてもいい」と語った。
回転寿司チェーンの「スシロー」で据え置きの醤油ボトルを舐め回したり、回転レーンの寿司にツバをつけたりした岐阜の高校生(当時)。いわゆる「ペロペロ少年」に対して、運営企業である「あきんどスシロー」は6700万円の損害賠償を求め、提訴した。
衛生問題と風評被害で店は大損害、客足も一時的に減少し、株価の時価総額もまた一時的とはいえ、およそ160億円も下落したとされる。彼の言う通り業界全体、外食全体に与えた影響はとてつもなく大きい。6700万円の是非はともかく、それでも他国なら桁の1つや2つは違うかもしれない。
それでもペロペロ少年をかばう人たちがいるんです
この事件以降、スシローに限らず据え置きの調味料や小皿、箸などをオーダー式にしたり、あるいは廃止したりする企業が増えた。現場は疲弊した。コロナ禍を乗り越え、さあこれからという時に。
「それでもペロペロ少年をかばう人たちがいるんです。ひどいと思います」
この騒動で一部の大手新聞社やテレビ局はペロペロ少年のプライバシーや「更生」を重視する姿勢をとった。
これに対して彼は「被害に遭ってるのは店の人たちなのに、どうして大手の新聞とか著名人はペロペロ少年をかばうんですか」とも、以前より語っていた。また筆者も別の媒体だが「未成年なので」「他罰でなく加害少年の将来も考えて」と意見されたことがある。
引用元: ・許すというのと金は別物。許した上でなぜ損害まで被らなくてはならないのか。スシロー叩く残念な人々 [866556825]
金持ちならそれなりにぶんどっていいけど、支払い能力がないなら減額しないと不公平