【大阪】小学校が朝食を週２回無償提供、１日当たり６０～８０人利用…地域から支援求める要望

大阪府泉佐野市の二つの市立小学校で、授業前の児童に週２回朝食を無償提供する取り組みが進んでいる。市が２月から実証事業として始めたところ好評で、１日当たり６０～８０人が利用しており、６月末まで延長することになった。市は９月から２校を加え、４校に拡充する予定。子どもたちの生活リズムの改善や居場所づくりへの期待もあり、市は「事業を継続していきたい」としている。（北口節子）

「おはようございまぁーす」「今日のメニューは何？」――。５月下旬の午前８時前。市立長坂小学校の「こども朝食堂」に子どもたちが次々と駆け込んできた。

この日の献立は、炊きたてのご飯にニンジンや肉そぼろ、モヤシなどをのせたビビンバとワカメスープ、缶詰のフルーツだ。おいしそうに頬張る子どもたちはみんな笑顔。中にはお代わりする男児もいた。

一番乗りした６年の女児（１１）は、「ニンジンは少し苦手だけどおいしかった。みんなと一緒に食べると元気になれる」と喜んでいた。こども朝食堂は、このほか中央小でも実施。利用は無料だ。

朝食堂を開始したきっかけは地域からの要望だった。

見守り活動に参加する住民から「朝食を食べず元気のない子がいる」などと支援を求める声が上がり、市が導入を検討。今年２月から火、金曜に朝食の提供を始めた。

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一体何をたくらんでるんだ？

こんな金にならない政策をするなんて