プーチン「ワグネル運営費の全額を国家が賄っていた　不正がないか調査する」　それよりウクライナは…

クレムリン（大統領府）での軍人らとの会合で語った。

創設者プリゴジン氏の関連会社「コンコルド」がロシア軍の給食事業で巨額収益を上げていたとも指摘。
不正がないか調査に乗り出す考えを示し、プリゴジン氏に対する圧力を強めた。

建前上、民間軍事会社はロシアで違法。しかし、ワグネルの創設にはロシア軍参謀本部情報総局（GRU）関係者も
関与したとされ、完全に独立した軍事組織ではないとみられていた。

武装反乱を起こしたプリゴジン氏が反発していた国防省へのワグネルの吸収に向け、民間軍事会社の実態を
つまびらかにすることで、プーチン政権が主導権を握る狙いがあるもようだ。

プーチン氏によると、2022年5月から1年間だけで、ロシア政府はワグネルの維持費に862億6200万ルーブル
（約1454億円）を拠出。保険金支払いの1101億7900万ルーブル（約1857億円）も肩代わりした。

一方、プーチン氏は「関連会社のコンコルドは同じ時期、給食事業で800億ルーブル（約1348億円）を稼いだ」と説明。
「この事業を通じて誰も何も盗んでいないこと、あるいは仮に盗んでいても少ないことを祈る」
「もちろん全容を解明する」と述べ、調査を約束した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6dccabcd56b329da886568f035fb3e8125c2f3b3