開業１３日でコロナ休業に追い込まれたが…羽田空港第２ターミナル国際線施設、３年３か月ぶり再開

羽田空港で１９日、第２ターミナルの国際線施設の営業が約３年３か月ぶりに再開した。国際線の増便や国内線への乗り継ぎの利便性向上を目的として２０２０年３月２９日に開業したが、コロナ禍で航空需要が消失し、わずか１３日間で休業に追い込まれていた。国際線を運航する全日本空輸は、夏休みシーズンを前に空港の混雑解消を図る。

１９日午前、全日空の地上スタッフが並んで「この日を心待ちにしていました」とあいさつし、横断幕を掲げて最初の香港便を見送った。１９日は香港のほかに、台北とロンドン、上海に向かう計５便が飛び立ち、計約８００人が搭乗する。

第２ターミナルの国際線は１日に最大３０便が離陸できるが、保安検査などにあたる人手不足が続いていることから、当面は１日計５便での運用を予定している。全日空は、冬以降に便数の拡大を検討している。

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