IT不況でメモリー半導体の需要が大きく落ち込み、価格が下落。在庫が史上最高に積み上がったためです。
ファウンドリー事業で世界最強とされる台湾の『TSMC』が2023年第2四半期の業績が公示されましたが、韓国企業との差を大きく見せつけた結果となっています。
以下をご覧ください。
https://money1.jp/wp-content/uploads/2023/07/sozai3655_img.jpg
『TSMC』は本日、2023年06月30日に終了した第2四半期の連結売上高が4,808億4,000万台湾ドル、純利益が1,818億8,000万台湾ドル、1株当たり利益が7.01台湾ドル(ADRユニット当たり1.14米ドル)になったと発表した。
第2四半期の売上高は前年同期比で10.0%減少し、純利益と1株当たり利益は共に23.3%減少した。
2023年第1四半期と比べ、第2四半期の業績は売上高で 5.5%の減少、純利益で 12.2%の減少となりました。全ての数値は連結ベースのTIFRSに基づき作成された。
米ドルベースでは、第2四半期の総売上は158億8,000万ドルで、前年同期比13.7%の減少、前期比6.2%の減少となりました。
当四半期の売上総利益率は54.1%、営業利益率は42.0%、純利益率は37.8%でした。
第2四半期のウエハ総売上高に占める5ナノメートルの割合は30%、7ナノメートルは23%であった。また、7 ナノメートル以上の先端技術は、総売上高の53%を占めた。
(後略)
⇒参照・引用元:『TSMC』公式サイト「TSMC Reports Second QuarterEPS of NT$7.01」
https://investor.tsmc.com/japanese/encrypt/files/encrypt_file/reports/2023-07/ad504a4ad5534f8078babbe190b3d071aa02cc92/2Q23EarningsRelease.pdf
ドル建てで見ると以下のようになります。
総売上「158億8,000万ドル」で、対前年同期比で13.7%減少しましたが、しっかり利益を確保し、営業利益率は「42.0%」、純利益率は「37.8%」。
ボロ儲もうけという他ない業績です。
Money1でも先にご紹介しましたが、韓国の誇る『サムスン電子』がどうなったかというと以下です(まだ『DART』に公示されただけ)。
↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください/スクリーンショット
2023年第2四半期
総売上:60.00兆ウォン(-22.28%)
営業利益:0.60兆ウォン(-95.74%)
当期純利益:–
※( )内は対前年同期比の増減
⇒『韓国金融監督院 公示システムDART』公式サイト
https://dart.fss.or.kr/
『サムスン電子』の営業利益率はわずか「1%」に過ぎません。
かろうじて黒字にしたという業績で、しかも半導体を主力とするDS事業については、第2四半期には「4兆ウォン台の損失を出した」と見られています。
これから詳細な事業別の業績が公表されますが、韓国の半導体産業は台湾に圧倒的な差をつけられつつあります。「韓国の半導体産業はこの先も大丈夫」などという認識は誤っています。
(柏ケミカル@dcp)
Money1 2023.07.24
https://money1.jp/archives/109744
引用元: ・韓国『サムスン電子』、台湾『TSMC』に惨敗 [7/24] [ばーど★]
半導体関連だけでも日本自体は大黒字
部品素材製造装置とかな