東国原氏、ビッグモーター不正問題　部下のせいにした社長に苦言「全部自分の責任です、というのがトップに立つ人間のあり方じゃないか」

元衆院議員で元宮崎県知事の東国原英夫氏（65）が27日、自身のYouTubeチャンネルを更新。中古車販売大手ビッグモーター（東京）の不正問題について言及した。

ビッグモーターでは、工具のドライバーで車体を引っかいたり、バンパーを力ずくで押し込んだりするといった手口で故意に車体を傷つける行為が横行していると、工場従業員が内部告発。ビッグモーターの外部弁護士の調査報告書は、不正行為が少なくとも2018年ごろから続いていたとの見方を示している。25日には兼重宏行社長が会見を行い、組織的関与を否定し、26日付で辞任すると公表した。

この会見について、東国原氏は「“自分は知らなかった、幹部も知らない、関与もしていない、現場が勝手にやってるんじゃないか”と…あの記者会見もどうかな」と、社長の対応に苦言。「代表権のある方が“部下がやったことだ”というのは、責任逃れなんですかね。“部下がやったことは全部自分の責任です”と言うのが、普通はトップに立つ人間のあり方じゃないかと思うんですけどね」と指摘した。

また、問題が明るみになる前から「うわさは聞いてましたが…」と、同社にまつわる不正のうわさを耳にしていたといい「“車を売るならビッグモーター”が、“車を蹴るならビッグモーター”になりましたね」と、おなじみのCMソングをもじってこの問題への苦言を呈した。

また、ゴルフボールを靴下に入れて振り回して損傷の範囲を広げて保険の水増し請求をする行為について、会見で兼重社長が「ゴルフを愛する人への冒涜（ぼうとく）」と発言したことについて「それ違うでしょ」とあきれた様子。「あんたのとこが、顧客や保険会社、保険にまつわる方たちを冒涜しているんじゃないか」と厳しく追及した。

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