https://news.yahoo.co.jp/articles/530cb6e8b9e888303175cacdedbde9a64ed0f8c7
イギリス人女性、ルーシー・ブラックマンさん(当時21)が2000年、東京で失踪し、その後遺体で見つかった事件の内幕を描くドキュメンタリー作品「警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件」が7月26日、Netflixでの独占配信が始まる。イギリスを巻き込んで両国の注目を集めたにもかかわらず、事件に関与したとされる男が一審で無罪になるなど、異例の展開をたどったこの事件をなぜ、20年以上たった今、映像化したのか。山本兵衛監督に思いを聞いた。
元ブリティッシュ・エアウェイズの客室乗務員で六本木のクラブに勤めていたイギリス人女性、ルーシー・ブラックマンさん(当時21)が2000年7月に失踪した。父親のティムさんらが来日し、大々的に情報提供を呼びかけるなどしたことから国際的にも注目が集まった。捜査の過程で複数の日本人や外国人の女性らに対する強制わいせつ事件が浮上し、2000年10月に不動産管理会社社長の織原城二受刑者=準強姦致死や準強姦などの罪で服役中=が準強制わいせつ容疑で逮捕された。
(中略)
山本兵衛(やまもと・ひょうえ)
――今なぜこの事件をドキュメンタリー映像にしようと思ったのですか。
事件当時の記憶というのは正直、うっすらという感じですが、僕にとってこの事件に関心を持つ最初のきっかけになったのは、事件について書かれたノンフィクション「黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実」(リチャード・ロイド・パリー著)という本です。
日本で出版されたのは2015年で、ほぼそれと同時にアメリカの映画会社が映画化する権利を買ったというのが話題になったので僕も読んでみたんです。
そのとき初めてちゃんと事件の全容が分かり、興味がわいて調べてみると、事件を扱った別のノンフィクション「刑事たちの挽歌 警視庁捜査一課『ルーシー事件』」(高尾昌司著)の存在を知って。
制作のため、高尾さんから話を聞いて知ったのですが、当時捜査に当たった元刑事たちは事件から20年以上たった今でも、ルーシーさんの遺体が発見された神奈川県三浦市の海岸近くにある洞窟にお参りに行ってるんですね。彼らにとっては今も進行中の出来事なんですよね。彼らがどんな思いで被害者と向き合ってきたのか、それも含めて描きたいと思いました。
僕は元々、ニューヨークに留学して映画制作を学ぶなど、海外在住の経験が長くて、日本と海外の「文化の衝突」というか、そういう要素があるものにひかれることが多いんですね。
その意味で、この事件はまさにそういったことが含まれていると思っていて、自分のユニークな経験などを踏まえた独自の視点で描けるんじゃないかなと思ったんです。
――海外と日本の価値観や文化の違いを対比させるというテーマ設定は、監督の前作「サムライと愚か者 オリンパス事件の全貌」もそうでしたね。監督のライフワークのような気もしますが、今回の作品では例えばどんな部分がそれに該当しますか。
一つは先ほど言った、元刑事たちの「死者との向き合い方」ですね。元刑事さんたちに話を聞いたところ、毎年お参りをしているんだそうです。行く際に同行しましたが、彼らは洞窟を清掃して、花を供えて。元刑事の中にはイギリスまで行って、ルーシーさんの墓参りをした人もいます。
こういう行為はすごく日本的だなと思いました。事件の被害者に対して、しかも現役を引退した後もここまでやるだろうか、と。もちろん、事件自体が社会の耳目を集めたので彼らにとっても衝撃は強かったのでしょうが、それでもこうして毎年、遺体現場で花を捧げているのは海外の警察官ではやらないのではないでしょうか。
それと、イギリス人のプロデューサーとも話し合ったんですが、「ホステス」という職業がイギリス人としてはよくわからないと。ルーシーさんは事件当時、六本木のクラブでホステスとして働いていたのですが、イギリスでは事件発覚後、ホステスは売○婦なのかとか、何かスキャンダラスな仕事をしていて、やくざの犯罪に巻き込まれたんじゃないかとかいう臆測がメディアで出ていたようです。なので、ホステスはちゃんと説明しようと思いました。これについてはNetflixからも注文がありました。その上で、当時の国内外の報道のされ方の違いを描いたつもりです。
(全文はソースでご確認下さい)
引用元: ・【Netflix】ルーシー・ブラックマン事件を作品化 監督「日本的なもの表現」 [鉄チーズ烏★]
金持ちの在日が起こした犯罪やろ