メルカリ、売上高と最終利益が過去最高　令和５年６月期決算、「トレカ」取引活発

月間利用者数は２２６０万人となり、前年同期比で１１％増加。気軽に対戦やコレクションが楽しめることで近年人気が上昇している「トレーディングカード」など、趣味性の高い商品の取引が増加したことが寄与した。クレジットカード「メルカード」を始めとした金融事業も好調だった。

一方、米国事業では歴史的なインフレの影響を受けた利用者の消費意欲の減退が響き、売上高は９％減の３億２３００万ドル（約４６０億円）だった。

今後の事業方針として、文章などを自動で作成する生成ＡＩを活用したアプリ機能の向上や、アプリ内で暗号資産「ビットコイン」による決済を可能にすることによる取引の活性化などを目指すとした。

山田進太郎最高経営責任者（ＣＥＯ）は１０日の会見で「金融事業、米国事業を収益の柱に育てることで、グループの収益基盤を強固にしていく」と述べ、フリマ事業との相乗効果で成長を目指す方針を示した。

産経新聞　2023/8/10 19:30
https://www.sankei.com/article/20230810-WPBWS5657BNC3NIL325ILMNUVI/