「原発の水を海洋放出するなんて、一見、とんでもないアイデアに思えるが、実際には賢明で安全な方法だ。処理水の放出は何十年もの間、世界中の原子力発電所で行われており、悪いことは何も起きていない」と、豪カーティン大学准教授・物理学ナイジェル・マークスは語る。
処理水は海水で薄め、1リットルあたりのトリチウム濃度1500ベクレル未満にしてから放出されることになっている。日本の環境放出の規制基準は1リットルあたり60000ベクレル、世界保健機関(WHO)の許容値は最大10000ベクレルで、それよりはるかに低い。
「福島原発の水に含まれる放射能は、水素の一種であるトリチウムがほとんどだ。太平洋の海水にはすでに8400グラムの純粋なトリチウムが存在する。
今回、1年に渡って放出される処理水に含まれるトリチウムの総量は0.06グラム。放射線もここまで微量なら、何の影響もない。沖合の放出口から数キロ離れた場所で獲れる魚介類を一生分食べ続けても、摂取するトリチウムの放射線量はバナナ一口分程度だ」と、マークスは説明した。
「韓国と環太平洋諸国では、偽情報キャンペーンのせいで、放出を警戒する論議が過熱している。実際のところ、放射能は地球上のほぼあらゆるものに含まれている。太平洋全体に存在する放射能のなかで、トリチウムは全体の0.04%にすぎない。このわずかな量が少し増えるからといって、世界の終わりにはならない。情報に精通した科学者たちは、今こそ立ち上がり、意見を述べ、破滅論者に立ち向かう時だ」
処理水に含まれる放射能の量は、自然界の環境放射能レベルに比べると、ごくわずかだ。
「処理水はわずかに放射能を帯びているが、危険なレベルではない。IAEAの報告書では、人々や環境への放射線量は極めて低いと結論づけられている」と、
英ポーツマス大学のジム・スミス教授(環境科学)は本誌に語った。
「福島地域で獲れた魚介類を大量に摂取した場合の線量は、年間1マイクロシーベルト以下になると予想されている。これは、宇宙線や地上や体内の天然カリウム40などの自然放射線源から誰もが受ける年間放射線量の2000分の1以下だ」
スミスによれば、原子力発電所の冷却水の海洋放出は、これまでにも何度も行われてきた。
「中国と韓国には、福島の放出量の3倍の放射性トリチウムを放出する原子力発電所がある。フランス北部のラ・ハーグでは、福島の放出量の約450倍のトリチウムが放出されており、数十年間放出され続けている。これらの放出によって、特に放射線量の増加はみられていない」と彼は言う。
「少量の放射線の放出は、世界中の原子力発電所で発生しているが、それによって、人間や環境に含まれる放射線量が大きく増えることはない」
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/08/post-102477.php
引用元: ・【処理水放出、海外専門家の見方】 「福島の魚を一生食べ続けてもトリチウム摂取量はバナナひと口分」
だってそれ以外は処理できるしするから
それ以外の物質は処理できてるからな
生涯1匹食べる訳でも無く、処理水もタンクだけじゃなくて流し続ける
こういうのを誤魔化しという
えっと何か勘違いしてないか?バナナ1口食べたのと同じ程度の被爆量って意味だぞ、バナナ等価線量って指標があるんよ
バナナってのはカリウムが多く含まれてるだろ
そのカリウムの中にはカリウム40っていうガンマ線を放出する放射性物質も含まれていてバナナ1本分ってのはバナナを1本食べて被ばくする量のことを言うんだよ