8月25日午後10時半、雨上がりの同市北浜から夜間バスの初便が出発した。出発式で長野恭紘市長は「夜の飲食後にホテルへ帰る足がないという観光客の悲鳴から、温泉観光都市の行政の責務としてやむなくナイトバスを始める。この施策が長く続かないよう願う」と異例のあいさつをし、苦しい胸の内を明かした。夜間バスの事業費は約1000万円。当面来年3月までとし、それ以降は状況を見て決めるという。
バスは鉄輪、亀川、扇山方面への3路線。毎週金、土曜の午後10時半から午前0時47分まで計7便を運行する。停留所は5~10カ所あるが、降車しかできない。開始2日間の利用客は計74人(鉄輪40人、亀川25人、扇山9人)だった。
市によると、市内のタクシー事業者8社は6月現在、計約380台を保有。しかし稼働率は昼間が40%、夜間は13%まで落ちるという。運転手の高齢化による退職に加え、約3年間のコロナ禍による観光客の激減で離職者も相次ぎ、運転手の数がコロナ禍前より約2割減ったという。
市は当初、バス会社に路線バスの最終便を遅らせるよう要望したが、タクシー同様運転手不足のため、断られた。また、タクシー会社にも帰宅方面別の「乗り合いタクシー」の試行を打診したが、不調に終わったという。
このため、夜間バスの運行という結論に落ち着いたが、タクシーであれば2000~3000円かかる距離を無料で送ることになり、「タクシー業界から歓迎されていない」(市担当者)ため、あえて不便さを演出することにした。
市は運転手不足の根本的な解決には「就労者の若返りが必須」と考えている。このため、就職氷河期世代とされる37~53歳を対象に、市への移住とタクシー、バス会社への就職を前提に、運転免許の取得経費助成(20万~50万円)や、移住してきた運転手世帯への支援金(最大400万円)制度を7月から始めたが、いずれもまだ成果は上がっていない。
7、8月には運転手確保のため、東京都内で就職相談会を開いたが、参加者はゼロだった。電話による事前問い合わせが約30件あったが、すべて60~70歳代だったといい、担当者は「時間はかかるが、今後も毎月、東京で相談会を続ける」と悲壮な決意を語る。
さらに市は、全国のバス会社が東京や大阪で開く集団面接にも参加し、温泉観光地の魅力や移住支援金を武器に、激しさを増す運転手の争奪戦に挑む。
毎日新聞 2023/9/7 12:30(最終更新 9/7 13:27) 1183文字
https://mainichi.jp/articles/20230907/k00/00m/040/064000c
引用元: ・「無料夜間バス」苦慮 タクシー不足解消が…利用客奪う 別府 [蚤の市★]
乗合タクシーという手は使えないんですかね
タクシーであれば2000~3000円かかる距離を無料で送ることになり
え?なんで無料なの?
夜間バスでも運賃は取れよ
そもそもタクシーの需要はあるんだから
それに答えないタクシー会社の問題なんだから配慮する必要はない
観光業が主の町で
観光客をないがしろにしたら結構すぐにやばいことになると思うんだけどねぇ…
うまく行かなかったって書いてあるだろ。
>>3
一律1000円なら本数ないのと宿の前で降りられない(たまたまバス停ある宿もあるかもだけど)のと3人以上ならタクシーのほうが安いのとで、バランス取れるよな。
博多とか久留米とかにいないの?
客をタクシーから奪うなんて心配してやる必要は全くないのでは?
地域の観光全体でメリットあって自治体が費用出せるなら、便利に使えるようにしたらいいだろ
個人タクシーとか乗りたくねーんだよ