「アイスコーヒー」の衝撃
「日本でこれはクール(かっこいい・優れている・素敵だ)と思ったものはなに?」と質問しました。
彼ら彼女らは、「洗浄器付き便座」「ママチャリ」「アイスコーヒー」と言いました。
司会をしていた僕は、まず「アイスコーヒー」に驚きました。「どうして『アイスコーヒー』がクールなの?」
と素朴に訊くと、イタリア人が「私の国にはなくて、日本に来て初めて飲んで感動したから」と答えました。
番組に出ていた他のヨーロッパ人やブラジル人、ロシア人がうなづきました。
彼ら彼女らは口々に「日本に来て、夏、暑い時にアイスコーヒーを飲んで、本当に美味しかった、
自分の国ではどんなに暑くても、コーヒーはホットしかない」と言いました。
僕は本当に驚きました。調べてみれば、「アイスコーヒー」は、どうも日本発のもののようでした。ただし、どこで、
誰が始めたのかという学術的で歴史的な研究にはまだ出合っていません(どこかにあって欲しいものです)。
大正時代とか明治の終わりからとか、いろいろな説があるようです。
ヨーロッパやブラジルの人たちがアイスコーヒーを発想しなかったのは、「コーヒーは香りを楽しむものだ」
という絶対のルールがあるからです。冷たくしてしまうと、香りを楽しめなくなると思っているのです。
日本発の缶コーヒーがまだ世界に広く受け入れられてないのは、これが原因です。
缶に入れたコーヒーにちゃんとした香りがあるわけがないと思われているのです。
が、日本の技術力によって、やがて、世界が驚く芳醇な香りの缶コーヒーが生まれるかもしれません。
そうなれば、それも「クール・ジャパン」を代表する商品のひとつになるでしょう。
しかし、どうして日本人はアイスコーヒーを生み出したのでしょう。
最初に「アイスコーヒー」を作ったのはいったい誰なのか。定説がないので勝手な空想が広がります。
大阪のおばちゃんが「こんなクソ暑い日に熱いコーヒーなんか飲めるかい。おっちゃん、氷、入れて!」と、
味にこだわるマスターの意向を無視して、氷を要求したのかもしれません。この場合、マスターは最初、泣いたでしょう。
大正時代のモダンな雰囲気の中、喫茶店の名物を作るために、
名古屋の人が「氷を入れたら、冷たくておいしいみゃ~」と宣伝を始め、
それが名古屋独特のモーニングサービス文化になったのかもしれません。
海外から来たものだから、その飲み方にこだわりがなく、「暑い時は、氷」という単純なことだったのかもしれません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7153544cf02e048aff3ee6ab7b46d071fbad207a?page=1
引用元: ・海外『冷コー』の衝撃『私の国にはアイスコーヒーがない 日本へ来て初めて飲んだ 感動』 [784885787]
とにかく、日本人は熱いコーヒーに氷を入れて、アイスコーヒーを作った。それがやがて、アジアに広がり、
そして世界的に知られ始めている、というのが現状です。
今では、アメリカの大手のコーヒー・チェーンもアメリカでアイスコーヒーを売っていますから、
アイスコーヒーはヨーロッパやブラジルでも定着するかもしれません。
ただし、海外のアイスコーヒーと日本のアイスコーヒーは、作り方が微妙に違うようです。
日本のアイスコーヒーは、アイスコーヒーに合う豆を選んで、少し濃いめに作って、
それに氷を入れる──という作り方が主流です。が、海外では、普通に#淹{い}れたコーヒーに氷を足す、
というケースも多いのです。日本のアイスコーヒーに慣れた人には、少し物足りなく感じるでしょう。
ちなみに、世界的に、アイスティーは認知されています。ただ、欧米のお店に入って「アイスティー」と注文すると、
コンビニやスーパーで売っているリプトンのボトルが出てくることが多いです。
それを、そのまま飲んだり、氷の入ったグラスに移したりしていました。熱湯で紅茶を作り、
それに氷を足すという方法は、本当に少数派です。
ともあれ、日本でアイスコーヒーを初めて飲んだ時、「なんだこれは!?」と抵抗を示した外国人も、
何回か飲んでいるうちに、「これは美味しい」となる人がほとんどのようです。
「アイスコーヒー」は、日本人の知らないところで、「クール・ジャパン」なのです。
何語なんや?
昔に上京してきて飲んだら吹き出したよ

