現状、政府は少子化対策の財源確保について、消費税を含めた新たな税財源は考えていないという。ただし、年間1兆円程度については社会保険料への上乗せで賄う方向が有力視されている。
経団連の十倉雅和会長は、これまでも会見や新聞社の取材などで少子化対策の財源として消費税を含めて議論するべきだと主張してきた。もちろん、住友化学の会長を務め、23年3月期の報酬として1億1800万円を受け取る“上級国民”の十倉氏には消費税の増税は痛くも痒くもないだろう。
しかし、庶民にとって消費税の増税は大きな痛手となる。厚生労働省が8日に発表した7月の毎月勤労統計調査では、実質賃金は前年同月比2.5%減で、6カ月連続のマイナス。いまだに物価の上昇に賃金が追いつかず、社会保険料は年々増加の一途を辿るというなかでの増税は家計には大きな負担になる。少子化の要因としては経済的不安が指摘されているが、消費税の増税は低所得者ほど負担割合が高くなるという逆進性もはらんでいる。
このような状況下で“消費税増税”という経団連の考えは、庶民には受け入れられなかったようだ。SNS上では、自分本位なこの提言に多くの怒りの声が上がった。
《とんでもない提言。消費増税だと、物価高騰の折、国民の生活はますます苦しくなる。国民の生活を苦しくすることが少子化対策になるのか? そんなはずはない》
《実質賃金をプラスになるまで賃上げを実現してから言うて来い!》
《消費税増税???は???え???まじで殺す気???》
《消費税のこと、生きてるだけで罰金って言ってる人いたけどその言葉頭から離れないよ…》
《なんで真逆をいこうとするんだろ? ほんと、なんなんだろ…一年、うちら庶民と同じ給料で生活してみてよ、そんな事言えないから。》
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/09f228d91566d19866e21cab018d376d64808708&preview=auto
引用元: ・【経済】「消費税、もっと上げよう」の経団連の会長に、「同じ給料で生活してみろ!」の声
あえて今言って感情さかなでしたいんかな