捜査関係者によると、フィリピン当局が押収したスマホの引き渡しを受け、警視庁が解析し判明した。事件に使われたレンタカーの写真や地図アプリで現場の住所を検索した記録もあった。
実行役らのスマホの解析では、事件発生3日前の1月16日に、通信アプリ「テレグラム」で「ババア案件」という名前のグループチャットが設けられ、「キム」を名乗る指示役が「ドアが開いたらババアをいきなりボコして大丈夫」と暴行を指示するメッセージを送っていたことも分かった。
再逮捕された4人はいずれも特殊詐欺グループの幹部で、他3人は今村磨人(39)、藤田聖也(39)、小島智信(45)の各容疑者。警視庁は当時収容されていたフィリピンの入管施設から指示したとみている。
事件の6日前や前日にも襲撃を計画していたとみられることも判明した。住宅に金品があるとの情報を得た指示役が、「闇バイト」を使い執拗(しつよう)に狙った疑いがある。
捜査関係者によると、実行役の永田陸人被告(21)=強盗致死罪などで起訴=らは、1月13日に襲撃する予定だったが、12日に千葉県大網白里市の強盗致傷事件で運転役を務めた男(24)が13日に逮捕され、急きょ延期した。押収されたレンタカーを狛江市でも使う予定だった可能性がある。
事件前日の18日にも神奈川県内で集合し現場に向かったが、人通りが多かったことなどから解散したという。当日、実行役はキムから「地下に金がある」と伝えられていたが見つからず、腕時計などを奪って逃走した。(共同)
https://www.nikkansports.com/m/general/news/202309130000273_m.html
引用元: ・「ババア案件」「いきなりボコして大丈夫」指示役が送信 実行役は倒れる被害者の写真を送信か 狛江の強盗殺人 [Hitzeschleier★]