青葉真司被告、放火は「ためらった」　しかしどうしても京アニ許せず「パクることをやめさせるにはスタジオ一帯を潰すしかない」

京都アニメーションのスタジオに放火して３６人を殺害した罪などに問われている青葉真司被告（４５）。９月１４日の裁判の被告人質問で「小説を落とされたりパクられたりされて根に持っていた。最後に狙いたいところを考えた結果、闇の人物ナンバーツーの実行部隊である京アニになった」と明かしました。

事件当日、スタジオ前で十数分ほど思い悩んだといいますが、これまでのうまくいかなかった人生を振り返ったといい、「どうしても許せなかったのが京アニだった。パクることをやめさせるにはスタジオ一帯を潰すしかないと考えた」と話しました。

これに対して検察側は「第１スタジオにいた人たちが全員、小説の盗作について認識していたと思うか」と質問。青葉被告は「全員かはわからないが、知っている人に聞けばわかったはず。知らないことは悪で、努力不足だ」などと持論を展開しました。

その上で、犯行直前については「ためらった。自分みたいな悪党でも小さな良心があった」と述べ、ガソリンを使った犯行は２００１年に青森県で起きた消費者金融「武富士」での放火殺人事件を参考にしたことを明らかにしました。

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20230914/GE00052375.shtml