【少子化】「育休退園、あまりに酷」次女の育児休業取得で長女が保育園を退園に

「こんなの、あまりにも酷だ」。看護師として働く須坂市の母親（３３）は昨年１０月、長女（２）が通っていた市内の保育園から、育児休業を取るなら「退園」しなければならないと告げられた。次女を妊娠し、安定期に入った頃だった。昨春に入園した長女は園になじみ、友達もでき始めていた。

今年３月に次女が生まれ、育休を取得した。同市では保護者が下の子の出産で育休を取った場合、出産した翌月から３カ月を過ぎると、上の子が３歳未満児（０～２歳児）であれば、保育園は原則退園となる。「育休退園」と言われる制度だ。

疑問を感じて継続利用を申し出ると、担当課からは「そもそも保育園は家庭での保育が困難な人が利用するところ。保護者が育休で在宅している場合、家庭での育児は可能とみて退園をお願いする」と説明を受けた。こんな言及もあった。「全ての子どもを受け入れることが望ましいが、２歳児を預けたい保護者は多く、継続して受け入れると待機児童が生じる」

市の保育士配置基準は、０歳児が３人に対して保育士１人、

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