テレビ業界の長い歴史の中で数多くの作品が生み出されてきたが、一部の作品は斬新なスタイルやアイデアで後世に大きな影響を残している。
米CBRが、テレビ業界の常識を永遠に変えたドラマシリーズを選出しているので、その中から5作品をピックアップして紹介しよう。
テレビ業界の常識を変えた海外ドラマ
『24-TWENTY FOUR-』
2001年~2010年まで米FOXにて放送。CTU(テロ対策ユニット)の捜査官ジャック・バウアーとテロリストとの戦いを描く。全世界的にヒットし、日本では海外ドラマ人気の火付け役となった、まさに海外ドラマの金字塔。
『24』が他作品と一線を画し、大ヒットした要因の一つは、やはり物語がリアルタイムで進行する斬新なスタイルだろう。1話で1時間の出来事、
1シーズン全24話で24時間の出来事を描きテレビドラマの可能性を大いに広げた。進行時間を示すデジタル時計や複数のストーリーラインを映す分割画面など、今では象徴的なものとなっている。
『CSI:科学捜査班』
米CBS他にて2000年から2015年まで放送。ネバダ州ラスベガスを舞台に、最新科学を駆使して凶悪犯罪に挑む、ラスベガス警察科学捜査班の活躍を描く。
『CSI』は、それまでの警察捜査ドラマとは異なり、科学捜査班(CSI=Crime Scene Investigation)に焦点を当てるという独自のスタイルを開拓した。
本作がヒットした影響は絶大で、米国の警察では科学捜査を行うセクションをCSIと名付けて独立させるなどの組織改編が行われたと言われているほど。
『CSI』シリーズでは、“ミニ映画”のように、毎週一話完結型のストーリーが展開されていて、このフォーマットは『NCIS』シリーズ、『FBI』シリーズ、『BONES』、『クリミナル・マインド』などのドラマでも参考にされた。
『CSI』が打ち出した、より現代的で、よりシビアで、映画のような手法は、エピソード形式の犯罪捜査シリーズに影響を与え続けている。
『X-ファイル』
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1993年から2002年に米FOXにて放送された、UFOやオカルトなど科学では説明の付かない超常現象にまつわる難事件を解決しようと2人のFBI捜査官が奮闘する犯罪捜査シリーズ。
本作は、捜査官とSFを組み合わせたシリーズの先駆者的な存在で、「X-刑事(X-Cop)」というサブジャンルの確立に大きく貢献した。
『X-ファイル』は、“週替わりのモンスター”というフォーマットと、作品全体を通して描かれる物語の核となるストーリーをうまく融合させた。
ビッグフット、狼男、ジャージー・デビルなど、北米の数々の神話や未確認生物を取り扱った本作は、『バフィー ~恋する十字架~』、『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』、『ウェアハウス13 ~秘密の倉庫 事件ファイル~』といった多くの番組への道を開いた。
『アイ・ラブ・ルーシー』
『トワイライト・ゾーン』
https://dramanavi.net/articles/227228
引用元: ・【特集】 テレビ業界の常識を永遠に変えた海外ドラマ5選 [朝一から閉店までφ★]
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