■日本に蔓延する「コスパ病」と「自損型輸入」
ここで一度、私の主張と提案をシンプルに整理してみます。
現在の日本では、国産企業が良い製品を適正価格で製造、販売しても、すぐに輸入業者が海外で安価な模倣品を作って安売りを始めるので、国産企業も値下げを迫られます。だから、いつまでたっても売価、売上、賃金が低く固定され続け、結果的に企業も個人も安物に頼って存続、生存を図るほかなくなるという悪循環が、30年近く、惰性的に続いています。
ところがわが国の消費者は、自分を限りなく貧乏に、そして不幸にしていく商品を「コスパ最強」と歓迎し、ユーチューブやSNSで連日、情報を拡散し、購入し続けています。そして、消費者が求める安さを実現するため、安さに屈した企業が続々と日本の貴重な財産である技術、設備、機械、ノウハウを海外に持ち込んで、日本市場でのシェア争いと価格競争に明け暮れ、業界と産地全体を経済的自殺の道連れに巻き込んできました。
私は、日本特有のこの病的な貿易構造と消費活動に警鐘を鳴らすため、前作を『コスパ病 貿易の現場から見えてきた「無視されてきた事実」』と名付け、そして、このように結果的に自国に損失を与え、日本の衰退につながる輸入を正確に認識し、理解するため、通常輸入、開発輸入とは区別して「自損型輸入」と名付けました。
■「外産地消」を「地産地消」にすれば日本が潤う
衣食住の品目を中心に、あらゆる分野に自損型輸入商品が氾濫する現代の日本経済は「外産地消」だと言えます。すなわち、「外国で生産したものを地元で消費する」という経済です。
日本人の消費者が支払ったお金が海外に消え去り、国内がどんどん貧しくなっていく悪い経済です。
それを「地産地消」にすれば、地元や国内で生産したモノに地元のお金が消費され、地元や日本のどこかの会社が潤います。私たちが目指すのは、まず、マイナス状態の経済を治療することです。
その先は「地産外消」、すなわち地産品のエリート商品を海外に輸出するのもよいでしょう。
みなさんの地元には、海外市場に歓迎される独自の品目がきっとあるはずですから、
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https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/1e883a4db6c16294b7bdc213cac8d1feb98dcb4f
引用元: ・【経済】より安い商品を選ぶ「コスパ最強」という人たちが日本を衰退させた…
都道府県超える度に追加の税金で
そうすりゃ地産地消すんだろ
違う製品なら性能を重視する
充実した通販のせいだと思うぞ
地元の電気屋で買うよりネットで買ったほうが安い
だったら貿易やめれば良いんじゃ無いの?