「自分のレッスンを受けてみないか?」
クラシック音楽界の性被害問題は、教師と学生の間だけに留まりません。
あるオーケストラの団員(既婚者男性)が、「自分のレッスンを入団オーディションの前に受けないか?」と入団を希望する若い女性演奏家を言葉巧みに自宅レッスンに誘い、そこで性行為を強要することが、以前音大生の間で噂になっていました。
こういった話は、音大生が集まった時や、SNSのコミュニティで注意喚起として筆者のところに回ってきます。この団員からは、複数の若い音楽家が被害を受けたそうです。
性被害が「あるある」のクラシック音楽界
本来であれば、世界中から集まった演奏家が公平公正な審査のもと、己の実力を測る場であるはずの国際コンクールでも、「ファイナルの前夜、審査員とファイナリストの女性が一緒のホテルの部屋に入っていき、翌日彼女が優勝した」ことがあったと、筆者は友人から聞きました。こちらは、同意の上での行為なのか、強要されたものであったのかは、わかりません。
そもそも、音大教授と学生、またはコンクールやオーディションの審査員と出場者が性的な関係を持つことは、大人の自由恋愛とも取れますし、本人たちが同意の上での行為であれば認められるべきではないか、という考え方もあるかもしれません。
しかし、そのような行いをしながら、特定の人を贔屓せずに大学の成績を付けたり、人によっては人生を賭けて臨むコンクールやオーディションで公正な審査をすることが可能なのか、と筆者は大いに疑問に感じます。
クラシック音楽界の性被害の話は、あまりに「あるある」過ぎて
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https://news.yahoo.co.jp/articles/41d4c887c696ae479bfd5ee09b6f3f20f3945805
引用元: ・【音楽】女性音楽家の20%が「性被害」経験あり…オーケストラ、国際コンクールで広がるセクハラの「ヤバすぎる実態」