一見ごく普通のビルで、かつて、その外壁に、Johnny & Associatesという
看板があった。それが今月初め、撤去された。
設立から半世紀、日本でトップのエンターテインメント企業である
ジャニーズ事務所、それが、あっけなく崩壊した証だ。引き金は、
言うまでもなく、創業者ジャニー喜多川氏の性加害だった。
事務所に所属する少年を、自宅に泊め、性的行為を繰り返してきた。
被害者は、少なくとも数百人に上り、うつ病にかかり、
自殺願望を抱いた者もいる。“戦後最悪”とされる性加害は、
海外でも大きく報じられた。だが、これを、単なる芸能ニュースと
片付けるのは間違っている。
そもそも、一体何が、これだけの被害を生んだか。
それが、なぜ、これほど長い間、放置、隠蔽されてきたのか。
それについて、元V6メンバーで、ジャニーズアイランド社長の
井ノ原快彦氏は、“得体の知れない空気”と語った。
「『それ、ちょっとおかしいんじゃないか』『噂、聞いたぞ』っていうような
ことが言えなかったのは、本当に、今となっては後悔しております」
「言い訳になるかもしれませんけども、何だか得体の知れない、
それには触れてはいけない空気というのはありました」
略
■「我慢すれば、いい夢が見られる。皆、通っていく道だ」
略
■ジャニーズ事務所もまた「上が白と言えば、黒でも白」だった
略
■ジャニー喜多川氏の痕跡を、この世から一切、無くせば解決する問題なのか?
略
■アメリカの事例が教えてくれる解決への道筋
私は、「事実」を可能な限り、正確に残すべきと思う。
米国立公文書館に倣い、性加害の記録をまとめて後世に伝えるのだ。
米国は、大統領を始め政府高官は、任期中の記録を、
一定期間後、公開する。ホワイトハウスや国務省、国防総省も、
手書きのメモまで含む。これにより、在職中の意思決定が検証できた。
また、著名な実業家ら民間人も、死後、遺族が、文書を寄贈することがある。
これに倣って、「ジャニー喜多川文書」を設置してはどうか。
略
■ジャニー喜多川氏の痕跡を残すことで、彼を歴史の中に葬れる
特に、白波瀬氏は、マスコミ対応の責任者で、
報道に圧力をかけたとされる。であれば、
在職中の文書、メール、業務日誌も公開すべきだ。
これから、いつ、どこで、誰と、どんなやり取りをしたか分かる。
さらに、文春やテレビ局も、
ジャニーズ事務所を巡る文書を公開してはどうか
。訴訟や、番組のキャスティングを巡る交渉記録などだ。
それを、事務所側の資料と照合すれば、全体像が浮かぶ。
特に、ジャニ担の文書は必須である。
以下はソース
ソース
https://bunshun.jp/articles/-/66432?page=5
引用元: ・【ジャニーズ再評価】ジャニー氏の痕跡を、この世から一切なくせば解決するのか?徳本 栄一郎 “戦後最悪”の性加害事件を風化させない“たった1つの方法”