【裁判】給食当番しない子の給食を減量→人権侵害だから165万払えと子供と親が提訴

訴えているのは、宮若市の小学校に通う男子児童（現在3年）とその両親です。訴えによりますとおととし、当時1年生だった男子児童が給食当番をしないことなどを理由に担任の女性教諭が給食の量を減らすことが常態化。この児童には、おかず1口分、汁物3口分、ご飯ふた掴み程度しか出されなかったということです。母親からの連絡で学校側は給食の「減量」を認識。直後に児童側に謝罪し、女性教諭を担任から外しています。

児童側は、給食の減量は肉体的苦痛を与えるもので学校教育法11条の「体罰」にあたるほか、宮若市教育委員会が教諭に懲戒処分を行わなかったことなどで精神的苦痛を被ったとして、市と福岡県に計165万円の損害賠償を求めています。17日の審理で、市と福岡県はいずれも請求の棄却を求めました。具体的な認否や主張は次回以降に書面で明らかにすることにしています。

▽給食減量や暴言などの体罰を受けた、▽ほかの学校で教諭として働かせており、懲戒処分を与えていない、▽第三者委員会を設置し、定期報告する旨、市教育委員会から説明を受けたにも関わらず、第三者委員会は設置されていない。定期報告も受けていない。

男児の母親は17日の会見で「女性教諭から息子の知能指数の検査を受けるように勧められました」と述べました。母親によると、教諭は「職員会議の決定だ」「2年生から特別支援学校に通ってもらうことになるため、早く受診しないと転校手続きが間に合わない」などと話したということです。男児が実際に検査を受けると、平均的な範囲でした。その結果を聞いた女性教諭は検査方法などに不満を述べたということです。原告側は検査の勧奨などが人格を侵害し「不適切な指導」にあたるとも主張しています。

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働かないアリを全力で守る社会きたなコレ