【岸田首相】中東4カ国首脳と協議　対立過熱の回避訴え

岸田文雄首相は18日夜、中東4カ国の首脳と相次ぎ電話で協議し、イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突を巡って事態が深刻にならないよう協調を呼びかけた。ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザの病院の爆発事案を踏まえ、対立の過熱の回避を働きかけた。

首相はまずサウジアラビアのムハンマド皇太子、続いてヨルダンのアブドラ国王と電話で話し合った。アラブ首長国連邦（UAE）、カタールの首脳とも電話で意見を交わした。X（旧ツイッター）に4カ国は「今の局面で重要な役割を果たすパートナーだ」と投稿した。「外交努力を全力で続ける」と記した。

首相はムハンマド氏に「事態の早期沈静化とガザの人道状況の改善に向けて協力していきたい」と伝えた。多くの一般市民が死亡した病院の爆発に関し「強い憤りを覚える」と強調した。ハマスのイスラエル攻撃は「テロ」と呼んで非難した。

日本政府によるとムハンマド氏は現地の情勢に関し深刻な懸念を共有すると発言した。中東6カ国で構成する湾岸協力会議（GCC）として人道支援を強化したいとも言明した。日サウジ両国が人道状況改善や事態の沈静化へ「共に取り組む」と確かめた。

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話がかみ合う訳がない