【岐阜】栗畑に怪しい男、職質すると「落ちた物拾っただけ」ポケットなどから59個の栗見つかる…新人警察官に署長表彰

7日午前11時ごろ、上司と一緒にパトカーで巡回していたところ、各務原市鵜沼丸子町の栗畑で何かを拾い集める怪しい男に出くわした。被害が相次いでいるとの農家からの相談を受けて警戒していた場所だった。事前に把握していた農家の車とは違う車が畑の脇に止まっていたことから、慎重にパトカーを近づけた。

パトカーの接近に気づいた男は慌てた様子で車に乗り込んだが、武山さんらがすかさず職務質問した。「落ちていた物を拾っただけだ」と悪びる様子はない男。しかし、服のポケットや車のトランクからは59個の栗が見つかった。これは窃盗になると丁寧に説明し、署に任意同行を求めた。

「どのように容疑者を追及していくのか実践面での不安があった」と振り返る武山さん。ただ、農家からは「これで栗が盗られることがなくなる」と感謝の言葉を受けた。着任から2週間余りでの初手柄だった。

五明竜也署長から署長表彰も受けた。武山さんは「農家の人の相談があったから被疑者を捕まえられた。市民の声に耳を傾けて解決に向けて動く姿勢をこれからも忘れずにいたい」と決意を新たにしていた。

10/21(土) 8:57　岐阜新聞Ｗｅｂ
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