【SMILE-UP.】新春恒例舞台「ジャニーズ・ワールド」消滅　スーパーバイザーにキンキ堂本光一迎え２４年１月新作舞台

2023/10/22 04:00ＳＭＩＬＥ―ＵＰ．（旧ジャニーズ事務所）の若手グループが多数出演し、東京・丸の内の帝国劇場で上演されてきた新春恒例の舞台「ジャニーズ・ワールド」が消滅することが２１日、分かった。代わりに来年１月はＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓの堂本光一（４４）をスーパーバイザーに迎えた新作舞台を上演。ＨｉＨｉ　Ｊｅｔｓら出演者はほぼ一緒ながら、名称と内容を一新する。

故ジャニー喜多川元社長（２０１９年死去）による性加害問題の影響で、旧ジャニーズ事務所は１７日に社名を「ＳＭＩＬＥ－ＵＰ．（スマイルアップ）」に変更。名称を変えた所属グループも出る中、人気を誇る出演舞台がまた１つ消えることが決まった。

「ジャニーズ・ワールド」は東宝が製作し、ジャニー氏が作・構成・演出を手掛けた人気舞台。２０１２年に初演し、若手グループが歌やダンス、アクロバットなどを披露するミュージカルとして、今年１月まで年末年始を中心に主に帝劇で上演されてきた。

しかし、ジャニー氏の功績を描き帝劇で上演されてきた人気グループ、Ａ．Ｂ．Ｃ－Ｚの主演舞台「ジャニーズ伝説」が、作品内容をかんがみて今後は上演しないと決まったばかり。１７日の社名変更に伴い、ジャニーズＪｒ．がジュニアとなり、関連会社も改名を余儀なくされる中、ジャニー氏ゆかりの「ジャニーズ・ワールド」についても関係者が話し合った末、消滅が決まった。

東宝によると、注目の新作舞台はタイトル未定の「２０２４年新春公演」で、今年１月の「―ワールド」にも出演したＨｉＨｉ　Ｊｅｔｓ、美　少年、少年忍者のほか、７ＭＥＮ侍ら総勢７０人が出演。「ＳＨＯＣＫ」や上演中の「チャーリーとチョコレート工場」など帝劇公演を続ける光一がスーパーバイザーとして助言し、歌やダンスをまじえたショー形式の舞台となる。

担当者は「それぞれのグループがファンに伝えたい内容を自ら構成し、グループやメンバーの個性が光る内容になる。タイトルもスタッフをまじえ考案中です」と説明。帝劇は建て替えのため再来年をめどに一時休館するため、現在の帝劇を締めくくる記念公演のトップバッターになる。

来年元日から１月２７日まで上演され、チケット発売日の今年１２月２日までにタイトルも決まる予定だ。名実ともにジャニー色を脱却できるか注目が集まる。

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