現代ビジネス
助産学会 学術集会で行われた「“無痛”分娩で失うもの」というタイトルのシンポジウムのポスターに多くの人が違和感を抱き、X(旧Twitter)で話題になっている件について、前編で紹介した。
しかし出産・育児にまつわる「手をかけ・苦労(痛みや辛さを我慢)してこそ母親」という母性・育児神話とでもいうべき説は、なにも無痛分娩否定論だけに限った話ではない。ミルクや市販のベビーフード、保育園やベビーシッターの利用、かつては紙おむつまでもが「手を抜いている』「ラクをしている」と批判の種になってきた。
「身近な人や通りすがりの一般の人に批判されるのも辛いのに、出産・育児に関わる一部の医療の専門家と言われる人が母性・育児神話を押し付けて、母親たちをさらに追い詰めているのでは」と感じるライターが、4児の母であり、産婦人科医で関東中央病院・産婦人科医長の稲葉可奈子医師に話を伺った。
日本は他国に比べて、圧倒的に無痛分娩が少ない
令和4年、国内での硬膜外無痛分娩は全体の10.7%(>>>1)。これは硬膜外無痛分娩を受ける妊婦が多い国として知られるアメリカ(73.1%)やフランス(82.2%)、フィンランド(89%)などに比べるとかなり少ないが、欧米でもイタリア(20%)、ドイツ(20~30%)のように低い国もある。
アジアは全体的に硬膜外無痛分娩率が低い地域とされているが、イスラエル(60%)、シンガポール(50%)、韓国(40%)と比較的高い国もあれば、中国(10%)のように日本と同じような国もあって、世界中、国により状況は大きく異なっている。
>>>1: 令和4年度 厚生労働科学特別研究事業「妊産婦のニーズに適合した産科医医療機関に必要な情報の内容と提供方法の検討のための研究 予備的報告」より
日本で無痛分娩率が低い理由とは
稲葉可奈子医師は、日本で無痛分娩による出産が少ない理由をこう語る。
続きは↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/36bf4065f8d173c86b11c72efef8e560cc98e330
引用元: ・【出産】「無痛分娩はかわいそう」助産学会シンポジウムで展開された「母性・育児神話」の荒唐無稽 [ぐれ★]
仮に痛みが有効に働くとしても一時的な効果しかないだろうな
壮大な内輪ノリを歴史と呼ぶ