11/2(木) 12:05配信集英社オンライン
回転寿司チェーンの勢力図に変化が生じている。長らくトップを独走していた「スシロー」は昨年、おとり広告に該当する景品表示法違反による措置命令後に失速が鮮明となった。
業界2位の「くら寿司」も値上げにより、100円ずしが消滅してからは既存店の客数が落ち込んだという。こうした各チェーンが苦戦する中で好調なのが、「かっぱ寿司」だ。
【図を見る】「スシロー」「くら寿司」「かっぱ寿司」既存店客数と原価率の変化
わずかな値上げが集客に直結する繊細な回転寿司業界
経営合理化を進めたカッパ・クリエイトが運営するかっぱ寿司は、かつては消費者の間で「安かろう悪かろう」の評価が定着し、客数の減少に苦しめられた。だが、長い年月を経てようやく今、復活の道を歩み始めている。
FOOD&LIFE COMPANIESが運営するスシローの2022年10月~2023年6月の売上高は、前年同期間比3.3%増の2189億円、営業利益は同29.2%減の72億円で、増収減益だった。
同社は2023年9月期通期の売上高を3200億円と予想しているが、3Q時点での売上進捗率は68.4%。昨年は87.9%だったことを考えると、今期は苦しい戦いを強いられている。
同様にくら寿司も冴えない。2022年11月~2023年7月の売上高は前年同期間比15.1%増の1550億円。二桁増収となったものの、いまだ4億円近い営業損失を計上している。前年同期間もほぼ同額の営業赤字を出していた。
一方、かっぱ寿司は、2023年4月~6月の売上高が175億円、1億円の営業利益を出した。前年同期間は3億円の営業赤字だったことを考えると大躍進である。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5b1eb6eee85d440d024324cc11cc313d35e685d
引用元: ・【「かっぱ寿司」の逆襲】低迷していた寿司チェーンが王者「スシロー」「くら寿司」を射程圏内に…転機は前代未聞の「全皿半額キャンペーン」