https://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me2/om/page1_001889.html
令和5年11月4日
現地時間11月4日10時55分(日本時間同日午後4時55分)から約20分間、ヨルダン・ハシェミット王国を訪問中の上川陽子外務大臣は、バドル・アル・ブサイディ・オマーン国外務大臣(H.E. Sayyid Badr bin Hamad al Busaidi, Foreign Minister of the Sultanate of Oman)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
1. 冒頭、バドル大臣から、上川大臣の外務大臣就任に対する祝意の表明があり、良好な二国間関係をさらに発展させるべく協力していきたい旨述べました。これを受けて、上川大臣から、イスラエル・パレスチナ情勢を深刻な懸念をもって注視しており、日本は今般のハマス等によるテロ攻撃について断固として非難するとともに、
(1)人質の即時解放・一般市民の安全確保、(2)すべての当事者が国際法に従って対応すること、(3)事態の早期沈静化、を一貫して求めてきている旨述べました。
目下の最優先課題であるガザ地区における極めて深刻な人道状況を踏まえ、既に決定している1,000万ドルの緊急無償資金協力に加え、当面の措置として、パレスチナに対し、今後約6,500万ドルの追加的な人道支援を行うべく取り組んでいる旨伝達しました。
また、上川大臣から、イエメンのホーシー派による攻撃への懸念を伝えました。さらに、上川大臣から「二国家解決」を支持する日本の立場は不変であることを改めて伝達しました。
2. これに対し、バドル外相からは、オマーンの立場についての説明とともに、現地の人道状況への深刻な懸念を共有し、人道支援の供与を含む日本の取組を評価する発言がありました。
3. 双方は、ガザ地区における一般市民の安全確保や人道状況の改善及びそれに資する人道的一時休止、事態の早期沈静化、さらには地域の長期的な平和と安定の実現に向けて、緊密に連携していくことで一致しました。
引用元: ・日本上川外相・オマーンバドル外相電話会談 (11/4) [少考さん★]
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