【神田財務副大臣】知人が「自動車税など200万円立て替え」…返済求められても応じず

1: クロ ★ 2023/11/14(火) 11:41:21.34 ID:PYoKMT859
 340万円にも上る税金滞納を認めた神田憲次財務副大臣(60)が13日、事実上更迭された。税理士でありながら固定資産税などを納めず、経営会社の保有不動産が4度も差し押さえられていた財務省ナンバー2の姿に、「辞任は当然だ」と有権者らから憤りの声が上がった。(西村魁、中部支社 矢野彰)

■ずさんさ「あぜん」
 「国会に迷惑をかけることを避けたい」。神田氏はこの日、財務省前で報道陣の取材に応じ、辞表を提出した理由をそう語った。神田氏は、固定資産税など計約340万円を滞納し、自身が経営する会社が保有する土地や建物が名古屋市に計4回差し押さえられた問題で批判を浴びていた。

 神田氏は愛知学院大大学院を修了後、1991年に税理士登録。2012年12月の衆院選に愛知5区(名古屋市中村区など)から立候補し、初当選を果たした。神田氏と大学院時代からの知り合いで、名古屋市内に事務所を構える税理士の男性(61)は読売新聞の取材に、この衆院選直前、今回の滞納問題とは別に、神田氏が滞納していた自動車税など約200万円を立て替えたと明かした。

 男性の証言によると、神田氏は税理士になった後に「税金を滞納している」と男性に打ち明けたことがあり、「税理士なのに大丈夫か」と疑問に思ったという。出馬の際、改めて滞納の有無を確認したところ、神田氏は自動車税などの未払い納付書を複数枚示し、納付期限が約半年過ぎたものもあった。神田氏が「払う金がない」と説明したため、男性が代わりに納付したが、当選後に返済を求めても神田氏は応じず、やがて連絡も取れなくなったという。

 男性は「ずさんさにあぜんとした。税金を滞納する人間が、税金を扱う財務省の副大臣というのはおかしい」とあきれたように話した。本紙はこの滞納について神田氏に書面で取材を申し込んだが、13日夕方までに回答はなかった。

■税理士アピール
選挙では、税理士として中小企業の支援に力を尽くしたとたびたびアピールしていた神田氏。19年11月発行の金融庁の広報誌に内閣府政務官(当時)として登場した際には、税理士になって3年目の頃の話を披露した。記事によると、神田氏は、資金繰りに窮して涙を流す企業の社長の姿を見て「助けてあげたい」と思い、個人的に資金を用立てて倒産を回避させたという。

一方で、政治資金の処理のずさんさも指摘されていた。副大臣就任直後の今年10月11日、自身が代表を務める資金管理団体が、政治資金収支報告書に派閥からの200万円の寄付を記載していなかったことが発覚。取材に「事務処理上のミス」とコメントした。

 選挙で支援してきた男性(79)は「人柄が良く、地域の声に耳を傾けていただけに残念でならない。税理士として税制に精通していたため、甘い考えがあったのかもしれない」と話した。

■「とんでもない」
 河村たかし・名古屋市長は13日、報道陣に対し、「税金をいただく立場の財務副大臣が滞納していたのは恥ずかしく、(徴収する)市としてもとんでもない話。あとは国会議員を辞めるかどうかだ」と述べた。

 税制を巡っては、「インボイス(適格請求書)制度」が10月に始まったばかり。小規模事業者の税負担増や、事務作業の煩雑さが指摘されており、税を巡る国民の目は厳しい。

 東京都新宿区のラーメン店店長(24)はインボイス制度導入に伴い、対応の領収書が発行できるよう券売機の設定を変更するなどの作業に迫られた。店長は、「インボイス制度への理解を呼びかける立場の財務副大臣が税金滞納をしていては、制度への信用も深まらないのではないか。辞任は当然だ」と憤った。

 9月の内閣改造後、神田氏で3人目となる政務三役の辞任に、有権者の政治不信は募るばかりだ。盛岡市で酒小売業を営む50歳代の男性経営者は、「コロナ禍で売り上げが5割以上減少したが、在庫管理を徹底するなどして売り上げの回復に努めてきた。我々は生きるか死ぬかの世界で商売している。政治家も覚悟を持って仕事をすべきだ」と語った。

読売新聞
11/14(火) 7:04配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b3bbc012ece5f8a33924c699cdec8f85af774a5

引用元: ・【神田財務副大臣】知人が「自動車税など200万円立て替え」…返済求められても応じず [クロ★]

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次