TENY
新潟県の佐渡市で車を狙った謎の“切断事案”が相次いでいます。
切断されたのは車のブレーキにかかわるケーブルです。その数は少なくとも20件。気づかずに運転すれば大事故にもつながりかねません。
警察は器物損壊事件、そしてもう一つの可能性も視野に捜査しています。
切断されたケーブル・・・これらは車の部品。ABS・アンチロックブレーキシステムのケーブルです。急ブレーキをかけた時にタイヤがロックされるのを防ぐ安全装置です。
切断された状態でも運転はできますが、ハンドルが利かなくなるおそれがあり大事故につながりかねません。
関係者によると、10月後半から11月上旬にかけて佐渡市両津地区を中心に同様の被害が少なくとも20件が発生しているといいます。
器物損壊事件、そして動物による被害の可能性も
外から目にすることはないABSケーブル。被害者のひとりが見せてくれました。
<被害にあった男性>
「このケーブルが切られて…確かにそうですね」
「例えばこの場所にケーブルがあるとわかる私でも…あったっていう…これを切るというのはこれでいっぱいですからまずちょっとありえない」
見つけるのも一苦労だといいます。
こう話すのは佐渡市の両津地区で整備業とレンタカー業を営む、渡辺正俊さんです。
11月、レンタカーを借りていた観光客が、旅館で宿泊して次の日の朝に車を使おうとエンジンをかけたところ車の中の警告ランプがすべて点灯。異常を感じて渡辺さんの会社に持ち込み、ABSケーブルの切断が発覚しました。
<ワタナベオート 渡辺正俊さん>
「とりあえず運転に支障はないが、ただ安全装備が全てキャンセルされる」
渡辺さんの会社には、同様の被害にあった車からも、修理の依頼を受けたといいます。
警察は数件の被害届を受理し、器物損壊事件も視野に捜査していますが・・・。
引用元: ・【新潟】車を狙った謎の“ABSケーブル切断事案” 被害は少なくとも20件 器物損壊事件、そしてもう一つの可能性も 佐渡市 [ぐれ★]