「換気扇からお香系の匂い」“○麻所持”疑い、福岡大学の学生（21）の身柄が検察庁へ、入手経路の捜査が本格化

若者が薬物に手を染める事件が相次ぐ中、大麻取締法違反の疑いで逮捕された福岡大学3年・能見俊大容疑者（21）の身柄が21日、検察庁へ送られた。検察官による取り調べも始まり、入手経路などの捜査が本格化する。

黒のTシャツ姿で移送用ワゴンに乗り込む
福岡大学3年・能見俊大容疑者（21）は21日午後1時すぎ、警察官に付き添われながら留置先の警察署を出て移送用のワゴン車に乗り込んだ。黒のTシャツ姿。その上に警察が用意したフード付きのベストをつけて顔は隠れていたため、表情はうかがえなかった。能見容疑者の身柄は福岡地検に送られ、検察官による取り調べも始まる。

「お香系の変な匂い」と証言する後輩も

能見容疑者は先月27日、自宅で大麻を含む植物片およそ0・7グラムを所持したとして大麻取締法違反の疑いで20日、逮捕された。取り調べに対し容疑を認めたうえで「4月ごろから使っていた」と供述しているという。逮捕を受け福岡大学は学長名で「全国的に大麻事件が多発する中で学生が逮捕されたことは誠に遺憾。事実関係を確認し厳正に対処する」とコメントした。能見容疑者の部活の元後輩は取材に対し「良い先輩でした」と話す一方、「お香系の変な匂いが換気扇から出ていた」とも証言している。警察は入手経路の捜査を進めている。