年間の売り上げも200億円を超えるまで成長している。
この3年といえば、コロナ禍の真っ只中。飲食業界では苦境に陥る店舗も多かった中、積極出店を進めたのはなぜか。
バーガーキングの日本事業を展開するビーケージャパンホールディングスの野村一裕社長に聞いた。
「昔は4、5人で店舗を回せたのに、今はキッチンに8人いないと回りませんというぐらいの売り上げになっている」
野村社長は、最近の好調ぶりをこう表現する。
バーガーキングの国内店舗数は、11月30日に都立大学駅前店がオープンして204店になる。2019年以降は毎年約30%の成長を続け、店舗の1日の売り上げはこの3年で2倍近くに増えた。
通常、新店を作れば売り上げは上がるものだが、既存店も伸びているという。
「コロナ禍はまさしく我々に追い風でした」(野村社長)
ファストフード業界は新型コロナウイルスの流行中、デリバリーやテイクアウトへの対応で売り上げを伸ばした店が多かった。
バーガーキングもその機会をうまく活用。特に、店舗数が少ないバーガーキングにとって、デリバリー需要の伸長は効果的だった。
「家の近くのマックはどこにありますか?と聞けば多くの人が分かるんですが、バーガーキングは出てこない。でも、Uber Eatsのアプリを開くと出てくるんです。店の場所は知られていないかもしれないけど、ここ(アプリの中)にはいるんですよ。デリバリーが伸びたことで、選択肢に入れてもらえるようになりました。ここで出店を止めるよりは、やった方がいいという判断だった」
同社の調査では、「近くに店舗がない」という声が多く、元々ニーズは感じていたという。
出店にあたってはデリバリー利用の商圏が競合しないよう、3km~5km圏内に複数店舗は出さない方針で進めた。
コロナ禍ではカフェなどが苦戦を強いられ撤退が相次いだ。撤退した場所を選ぶことで、好立地でも賃料を抑えて出店できた。
「撤退が増える中で逆張りすると、家賃も低い。施工事業者も新規出店がなく需要が下がっていたので、当たり前ですけど、そうしたコストも下がってくる。(コロナ禍での積極出店は)やって良かったですよ」(野村社長)
店舗運営ではタッチ式のセルフオーダーシステムやモバイルオーダーを新型コロナウイルスの流行前(2019年12月)から導入。顧客がスムーズに利用できるよう効率化を進めた。現在は全店のうち半数超に導入している。
現在はコロナ禍中の追い風は弱まったといえるが、実は「今の方が調子が良い」(野村社長)という。
店舗数の増加や広告施策により認知度が上がったことに加え、外的な要因として値上げの波が味方した。
バーガーキングは、他のチェーンと比較して元々高価格帯の商品が多い。原料高騰などによってリーズナブルさが売りの競合が値上げした結果、価格差が縮まっているのだ。
例えば、マクドナルドは2022年から複数回の値上げを実施している。
日本マクドナルドによると、ダブルチーズバーガーのセット価格は700円(※店舗によって幅がある)。バーガーキングでは、ワッパーチーズセットが990円だ。アプリで提供するクーポンはメニューによっては250円引きと高い値引き率のものもあり、クーポンを利用することでマクドナルドと同程度かより安くなるメニューもある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8889aaba84557d0d1d86162467e25c51c40f763
引用元: ・【好調のバーガーキングが3年で店舗倍増】売り上げ200億円超え
ソース少なすぎ
味覚障害かもしれないから医者行きな