逆境の自民、遺恨の小池百合子知事と共闘へ　事件渦中の江東区長選

　4月の区長選を巡る東京地検特捜部の捜査を受けて前区長が辞職したことに伴う東京都江東区長選が3日に告示される。前区長は自民の元衆院議員で、支えた地元の自民衆院議員も捜査の渦中。都内外の選挙での敗戦も目立つ「逆境」の自民が手を組んだのは、都政で対立もした小池百合子都知事だった。　「都政と区政が連携し、クリーンで公正な区政を進めていくことが何よりも必要だ」。小雨の11月26日、江東区内で地域政党「都民ファーストの会」特別顧問の小池知事が街頭演説をした。並んだ元都部長の大久保朋果氏（52）は、都民ファだけでなく、自民、公明、国民民主の推薦を受ける。

違法なネット広告や選挙買収の疑いに揺れる東京・江東区で、辞職した前区長の後任を決める区長選が３日に告示されます。立候補表明したのは新顔の５人。春の区長選は自民関係者による「分裂選挙」でしたが、今回は構図が大きく変わります。その経緯を伝えます。
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朝日新聞　2023年12月2日 7時00分
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