国連の難民フォーラム「日本に議長国の資格があるのか」　難民申請中の外国人たちが怒りの会見

増え続ける難民の問題を話し合う国連の会合「グローバル難民フォーラム」が13日、スイス・ジュネーブで始まる。会合を前に、難民申請が難航する外国人や有志弁護士らは12日に東京都内で記者会見し、共同議長国を務める日本について「難民認定制度は助けを求める外国人を苦しめており、議長国の資格があるのか」と疑問を呈し、制度改善の必要性を強調した。

◆フォーラムは13日からスイスで開催

会合は、難民への対応を議論するため4年に1回開催。日本はフランスなどと共に議長国を務め、上川陽子外相が参加する。
日本の難民認定率は2％と、米国（約46％）など他の先進国に比べて極端に低い。難民申請者への支援も薄く、野宿生活を強いられる例も出ている。会見で、駒井知会（ちえ）弁護士は「助けを求める人たちが適正に保護されていない」と指摘した。

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（池尾伸一）

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