2023/12/13 15:57 産経新聞
https://www.sankei.com/article/20231213-CIBEXZZCOFKGJAZYQBZUCCVDAY/映画大手の東宝(東京)は13日、今年の同社の配給作品の興行成績を発表した。今年は24本を配給し、16本がヒットの目安である興行収入10億円を超えた。全体では800億円となる見込みで、これはアニメ「君の名は。」や「シン・ゴジラ」などがヒットした平成28年の854億円に次ぐ歴代2位の数字。会見した同社の市川南専務(57)は「コロナ禍の影響を脱した」と語った。
同社が目標とする500億円を超えたのは20年連続。600億円超えは12年連続となった。
最大のヒットはアニメ「名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)」(138・3億円、上映中、10日時点)だった。
2位は同じくアニメの「君たちはどう生きるか」(86・1億円、上映中、10日時点)、3位は「キングダム 運命の炎」(56億円)で、この3本が50億円を超えた。
吉田充孝執行役員によれば、今年はアニメに加え実写が好調なのが好成績に大きく寄与したという。
実写は「キングダム」を筆頭に、「ミステリと言う勿れ」(47・4億円)、「劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』」(45・3億円)、「ゴジラ-1.0」(41・5億円、上映中、10日時点)と4作が40億円を超えた。現在の集計方法になった平成12年以降、年間に3作はあったが、4作は最多という。
また、「ゴジラ」と「君たちは-」が北米でヒットしているが、市川専務によると「ゴジラ」は同社の米国子会社が初めて直接配給した作品で、「2500館という規模で展開できたのは、フィルムではなくデジタルで映画館に配信できたから」と説明した。
さらに「君たちは-」と「すずめの戸締まり」という2作のアニメが「第81回ゴールデン・グローブ賞」にノミネートされたが、市川専務は「もう日本のアニメが海外で評価されるのは当たり前で、ノミネートされたのかという感慨を抱かなくなったぐらいだ」と作品への自信を語った。
一方、同社によれば、映画界全体の興収は2250億円から2300億円となる見込み。1~6月は前年比20%増で推移したが、洋画の大作が少なく、7、8月の夏休み期間が前年を下回り、秋以降も苦戦が続いている。年間では前年比6~7%増で落ち着きそうで、「もっといくと期待していたというのが本音かと思う」(吉田執行役員)という。
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引用元: ・東宝、今年の年間興収800億円の見込み「コロナ禍の影響脱した」 [はな★]
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