【頂き女子】「りりちゃん、私1000万プレーヤーになったよ」…だまし取った金額を報告

　恋愛感情を利用し、複数の男性から金をだまし取ったとして、名古屋地裁で15日に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を受けた家田美空被告（21）。公判で、事件を「詐欺との認識がなかった」と振り返った家田被告だったが、判決は「自己の行為が詐欺に当たると認識できなかったとは到底考えがたい」と厳しく批判し、猛省を促した。

　きっかけは、「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣被告（25）（詐欺罪などで公判中）がSNSを通じて売っていた、男性から金をだまし取る「マニュアル」だった。
　「両親と絶縁状態にあり、大学の学費や生活費をアルバイトで工面していたが、アルバイト収入が減ってしまった」という家田被告。SNSで渡辺被告のことを知り、昨年6月、2万8000円のマニュアルを「興味本位で」購入した。
　今年2月には、渡辺被告から直接アドバイスを受け、マッチングアプリで知り合った男性に「家賃を滞納している」などとうそを言って金をせびった。男性らと毎日LINEを繰り返し、約3か月後には、だまし取った総額が1000万円を超えた。
　その頃、家田被告が渡辺被告に「りりちゃん、報告なんだけど、私も1千万プレーヤーになれたよ」と、SNSで感謝のメッセージを送っていたことも公判で明かされた。

だまし取った金……学費の足し→ブランド品、ホストクラブに

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