「客のことも、働く者も使い捨てていく業界だった」と、その日々を明かした。
ホストになって2カ月目、自分に会いに来てくれた女性客を店から送り出し、その姿が見えなくなった時だった。隣にいた先輩が言った。「あの子、風俗か何かに持って行った方がいいんじゃない?」
「そういうことも考えた方がいいよ」
絶句した。
その客は、ホストになる前からの知人だった。新人の自分に会いに来てくれる、数少ない固定客だった。店で使うのは1万円余り。ホストクラブの料金としては極めて少ない額だ。でも、大事な客だった。「そうですね」と絞り出したが、吐き気がした。
「とにかく全部がお金なんですよ。いかに使ってもらうか、多く使わせるように仕向けるか。優しくするのも、そのためです。情は一切ない。業界では当たり前のようになっていましたが、僕自身は心苦しさもありました」
東京近郊の実家で暮らしていた7月、ホストクラブ専用の求人サイトを見て応募した。
「知らない世界を知りたくて」。思えば最初からおかしかった。サイトには「入店時3万円支給」とあったが、4800円しかもらえなかった。
夕方、新入りが担う開店前の掃除に始まり、午前1時ごろまで。週6日の営業日はほぼ全て出勤した。教わる作法や酒の名前をスマートフォンに書きとめた。勧められた酒は無理やり飲み、吐いた。
初めて満額の月給をもらった日、明細を見て驚いた。ヘアメーク代や旅行の積み立てを引かれ、手取りは9万円ちょっと。家賃3万円の寮に入っていたが、仕事で使う服や化粧品代はばかにならず、生活は厳しかった。うたわれた「高収入」にはほど遠かった。
客が未払いにした十数万円の売掛金(ツケ)を背負い、その回収に血眼になる同僚もいた。
「街中で見かけたら、俺にすぐ電話して」。そう言って女性客を探し回る姿に「回収できなければ収入がマイナスになる」掛けの怖さを知った。
店からは違法行為も促された。道行く女性に声をかけ、店に誘う「キャッチ」だ。
歌舞伎町など指定区域の路上での客引きは、東京都迷惑防止条例で禁じられている。だからか、店では「エスコート」と呼んでいた。「あくまで『ナンパ』の体を取れと言われました。ホストと名乗るのはいいけど、店名を明かすのはダメ。名刺や店のライターは持つなとも指示されました」
男性のスマホには、店から声かけを禁じられた通りの名を控えたメモが残る。
11月下旬、やりがいを感じられず嫌気を募らせる日々は突然、終わりを告げた。ある夜「接客上のルールを破った」として営業後の個室に呼び出され、幹部3人に囲まれた。
上司の愚痴を客にこぼしたのが「ルール破り」だと言われた。幹部の一人に机を蹴られ、パニックに陥った。「どうすんの?」と問われ、「お金を払います」と答えた。
「金を払うってのは、おまえから言ったことだからな」 「実家の住所も全部分かってるからな」 そう言われ、120万円の契約書に名前を書いた。
3時間後、解放されてすぐに悪質ホストの被害救済に取り組む「青少年を守る父母の連絡協議会」に相談した。以来、店には顔を出していない。
やめる直前、女性客への高額請求や風俗業をあっせんする悪質ホストクラブが社会問題になっていた。店内のミーティングでは「マスコミから接触があっても無視するように」との注意があったという。
「どんな商売をしているかという認識はあったのでしょう。金でしか物事を見ないで簡単に人を切り捨てる仕事なら、なくなった方がいいと思います」
引用元: ・【東京・歌舞伎町の元ホスト】違法行為を促され、最後は理不尽な借金を背負わされた 「客のことも、働く者も使い捨てていく業界だった」
ホストの顔被っただけ
ホスト野郎の姿形や立地や内装やら
人件費やら上納やなんやら考えたら
たったそれだけの売り上げじゃ
維持は無理だろうが
最初から親の財産を注ぎ込ませるか
風俗に沈めて金奪うしかねーから
吐き気がしたって
オマエの頭の悪さに吐き気するわw
自分がオーナーになってナンボ
汚いおっさんが金で女を買う。
食い物にされるのは、頭の悪いヤローと女
でもこれは、
何処の世界でも同じ事。
資格とらないと
金貸して利子をとることはできないので
全く業態は違う