筆者は女性を中心に貧困問題の取材を続けるが、現在の日本の貧困化の分岐点となったのは2004年だ。深刻な少子化が進行し、国や自治体、親たちが大切に育てた男の子たちが強盗となり、女の子たちを売○婦にさせている凄惨な現状を見ると、政府は舵取りを圧倒的に間違ったとしか思えない。
さて、2004年に一体何があったのかを見ていこう。
2004年4月、独立行政法人日本学生支援機構が発足して大学奨学金の有利子融資を開始した。学費を続々と値上げしながら、受益者負担の名のもとに世帯年収が低いと認められた家庭の学生と貸借契約し、借金を抱えさせるというものだった。雇用の非正規化で学生の親世帯が貧しくなり、学生は多額の借金を背負うことが常識となった。
歌舞伎町の売○婦は、「ホス狂い」と呼ばれるホストクラブに過度に没頭する女性客が多い。政策による貧困とは違うという意見があるが、じつはそうではない。2004年から本格化した雇用の非正規化で、企業は若い女性たちを部品やコマのように扱った。雇用に身分をもうけて、若い女性たちに非正規という代替が利く低賃金労働をさせたことで、多くの女性たちは希望を失った。
「いま、大学は春休みなので、週5日~6日で出勤しています。14時~閉店24時まで、ほぼ毎日。稼いだ金額は先月75万円、先々月50万円くらい。でも、この前、風俗していることがお母さんにバレた。実家を出て、いまは一人暮らし。親とは絶縁状態なので、学費のほかに生活費が必要になった。もう休みの期間中は限界まで働くしかない。私立なので学費が年間110万円、残り2年間あって220万円必要で、時間があるときに働いて貯金したいってことでの鬼出勤です」
松本未來さん(仮名、20歳)は、地方にある中堅私立大学3年生だ。ほとんど休むことなくソープランドに出勤する。清楚な優等生風で、大学では体育会系の部活に所属(活動は土日のみ)し、グローバルビジネスの研究をしている。大学の授業期間中は土日を中心に、休み期間中はほぼすべての時間を店の個室で過ごしている。オンライン授業はソープランドの個室で受けた。
「最初は店舗型ヘルスで働きました。高校3年のとき、国立に落ちたら私立、私立に行ったら風俗やるって決めていました。それまでの男性経験は一人だけです。経験はほとんどないけど、なんとかなるって自信はありました。実際にやってみて、キツイけど、やっぱりお金もらえるのが嬉しかった。精神的にもダメージのある仕事でしたけど、お金もらえるっていうのと、お金が貯まる、大学に行くことができるっていうのがすごい、私にとって幸せだった。だから続けています」
国立大学に落ちたことで、母親に「奨学金で大学に行け」と言い渡されている。両親は正規雇用の県庁勤務で、世帯収入は1200万円を超える。しかし、両親が学費の援助を拒否したので、私立に進学先が決まった高校3年3学期に高校の教室で風俗嬢になる決意をしている。大学入学以降、中年男性に肉体を貪られる毎日だ。
「自分は何しているのだろう?って、よく思います。成人式の日は変なお客さんが多かったこともあって、すごく落ち込みました。学校の友だちとか部活の仲間とか、普通のレストランとか居酒屋とかのバイトで、なんとかやりくりしているわけじゃないですか。でも私はこうやって1日何時間も働いて、おじさんの相手して、いつも裸で全身を舐められて、何しているんだろうって。まともじゃないなーって悲しくなるときは、めっちゃあります」(抜粋)
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/955a8b95eadd296d7ea13eadd88664dd8ffc436e&preview=auto
引用元: ・【社会】「おじさんに体舐められて、私は何してるんだろ?」 学費のために体を売る女子大生が急増中
女子大生って、学費が高くとも数学を必要としない私立文系に逃げたって子が多いイメージだね。