「ナンセンス」「ふざけるな」法廷に怒号…中核派大坂被告に懲役20年判決、支援者に退廷命令も

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「ナンセンス」「ふざけるな」法廷に怒号…中核派大坂被告に懲役20年判決、支援者に退廷命令も「ナンセンス」「ふざけるな」。有罪の宣告直後、法廷に怒号が飛んだ。東京・渋谷暴動事件で過激派「中核派」の活動家大坂正明被告（74）を懲役20年とした22日の東京地裁判決。厳重な警備態勢が敷かれ、裁判長に退廷を命じられた傍聴人もいた。約1時間半に及んだ言い渡しの間、被告は前方を見つめて硬い表情を崩さなかった。

地裁4階の法廷では、周囲に人の出入りを制限する柵を設置。廷内には十数人の職員が配置された。被告は午後2時過ぎ、白髪交じりの短髪にマスク姿で傍聴席の方を眺めながら入廷した。

裁判長は冒頭、傍聴人に大声を出さず、許可するまで法廷の外に出ないよう指示。その後、判決主文を告げると、支援者とみられる傍聴席の男性が「そもそも不当逮捕だ」などと叫び、裁判長が退廷を命令。多数の職員が「抵抗しないで」などと注意しながら無理やり法廷の外に連れ出した。

被告は「残虐かつ非道」「刑事責任は重大」などと厳しい指摘が続く間、時折物思いにふけるように天井や足元に目を向ける場面も。言い渡しが終わると、再び傍聴席を眺め、足早に退廷した。

判決後、東京都内で記者会見した弁護団の西村正治弁護士は「あまりにも言語道断の判決で怒りに震えている」と批判。弁護側は即日控訴し、被告の親族で北海道在住の佐藤政直さん（46）は「勇気を振り絞って無罪を獲得したい」と語った。（共同）

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