https://www.tokyo-np.co.jp/article/2973192023年12月24日 22時54分
松下玲子市長の辞職に伴う東京都武蔵野市長選は24日投開票され、無所属新人で自民、公明が推薦する元市議の小美濃安弘さん(61)が、無所属新人で立憲民主、共産、れいわ新選組、社民、武蔵野・生活者ネットワークが支持する元市議の笹岡裕子さん(37)を破り、初当選を果たした。
確定得票数は、小美濃さんが2万24票、笹岡さんが2万6685票で、339票だった。
当日有権者数は12万1777人、投票率は44・77%(前回47・46%)だった。
選挙期間中、小美濃さんは市議と都議で通算22年の政治経験の豊かさを強調。「武蔵野を立て直す」と、過去2代の市長時代から18年続くリベラル市政から保守・中道市政への刷新を訴えた。
首都直下地震から市民の命を守るための施策の充実などを掲げて国政と市政は別であることも強調し、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件による逆風を跳ね返した。
笹岡さんは、リベラル市政の継承と発展を訴えた。中学生の子どもの子育てと父親の介護のダブルケアの当事者として、全世代型の地域包括支援の実現などを掲げたが、及ばなかった。
同市長選は、東京18区(武蔵野市など)を地盤とする立民の菅直人元首相が11月に次期衆院選不出馬を表明し、後継を目指す松下市長が同月、2期目の途中で市長を辞職したため行われた。
◆武蔵野市長選立候補者(届け出順)
小美濃安弘(おみの・やすひろ)(61) 無新 自民、公明推薦
<経歴> 会社役員(元)市議・都議▽東京電機大
笹岡裕子(ささおか・ゆうこ)(37) 元市議 無新 立憲民主、共産、れいわ新選組、社民、武蔵野・生活者ネットワーク支持
<経歴> (元)市議・住友商事社員▽立教大
引用元: ・【東京新聞】武蔵野市長選 自公推薦の小美濃さん初当選 投票率は44.77% [少考さん★]