2団体統一王者のタパレスは簡単な相手ではなかった。
だが、それ以上に井上が倒すのに手こずった真相が判明した。
試合当日の体重は、井上が前日計量の55.2キロから「6キロ戻しの61.2、3キロだった」のに対して、タパレスは、55.0キロから8キロ以上を増加させ、63キロを軽くオーバー。
63.5キロがリミットのスーパーライト級の体重だったというのだ。確かに上背はないが、タパレスの肉体は、まるで鋼のように筋肉隆々で、井上よりも一回り大きく見えた。
プロボクシングは、試合前日の午後1時の計量さえクリアすれば、翌日の試合までの水分補給や食事などのリカバリーは自由で、体重を増やしても問題はない。
実際のリングでは、スーパーバンタム級の同じ体重で試合が行われるわけではなく体重差が生まれる。IBFは、安全性から極端な体重増加を避けるために、当日計量を行い、増量幅に制限を設けているが、今回は、4団体統一戦だったため、IBFの当日計量は採用されなかった。
井上の「61.2、3キロ」も階級で言えば、61.2キロがリミットのライト級に相当する体重だが、タパレスは、さらにひとつ上のスーパーライト級の体重だったのだ。
おそらくタパレスは、試合後に「凄いパンチ力だった」と振り返ったほどの井上のパワーに対抗するために、わざと体重を増やし体をでかくしたのだろう。
タパレスは、巧みなディフェンスでクリーンヒットは、ほぼ回避していた。だが、井上クラスの規格外の威力のパンチを受けるとガードの上からでもダメージは蓄積する。
元々タフで打たれ強いファイターではあるが、その2キロの体重差が、さらなる耐久力につながり、10ラウンドまで生き延びたのである。
ある意味、それが「階級の壁」と言えるかもしれないが、スーパーバンタム級で、ここまで体重を増やすのは珍しい。そのスーパーライト級に相当するタパレスを見事に倒して見せたのだから、やはり井上は怪物。10ラウンドKO勝利を「苦戦」と評するのは間違っている。
井上は次戦に向け「まだ体はでかくしていこうかな」という話をしていた。
スーパーバンタム級初戦となったフルトン戦では、当日に61キロまで戻すはずが、60.1キロまでしか戻らなかった。今回は、その理想形まで戻した。
「無理して増やしたわけじゃなく、自然と体重が戻ってきた。ベストでした。スーパーバンタム級では、6キロを戻しで試合をしたことなかったので、どう感じるのかなと思うところはあったが、スピード、キレも落ちることなく、よりパワーに重心が乗るというか、いいリカバリーができた」との手ごたえがあったが、逆にタパレスの重さを肌で感じ、ベースのフィジカルを増強しておけば、まだもう少し当日の体重を戻せるという感触をつかんだのかもしれない。
12/28(木) 6:30 ロンスポ 全文
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac07001084832037d8e85752fce64913b08ab639
引用元: ・【ボクシング】井上尚弥がKOに時間がかかった衝撃理由が判明…タパレスの当日体重はスーパーライト級だった…やっぱり怪物 [Egg★]
あと腹壊したりとかしねーのか?
170未満175未満180未満
みたいな
水を抜いて戻す作業
最後は踏み込んでのワンツーでまさかのタパレスダウンながら、それはカウンターではさらさらなく、テンプル付近をドンと押してこすったような当たりどころがドンピシャだったと思われる重い右…ボクシングはいや本当に最後まで分からないスポーツだなと思ったのでありました。
タパレスは5回の井上の猛攻を凌いだあたりから、右のガードをむしろ下げて、右肩を肩一つ分スクエアに内側に入れる姿勢に持っていったことで、井上の左フックを中盤からほぼ封じて、そのおかげで勇敢なインファイトからの右フック、右アッパーをインサイドから打ち込むチャンスを得、さらに思い切った左ストレートも交えて、井上相手に本当に善戦したと思うのだが、一方の井上からしたらこんな完勝でも苦戦のうちに感じてしまうのだから、もうレベルが桁違いなのだと改めて感心した次第です。分かっていたけど、色んな意味で斬新な試合で楽しかった。ボクシングの奥の深さも実感できた。井上くんありがとう。そしておめでとう!
ゆっくり休んで、またいつものように焼肉を100人前食べてください!!
胃袋に溜まってるだけだろ
筋肉が8キロ増えたって話じゃないし