島根原発の耐震安全性に関する申し入れ
2016年9月9日
原発の耐震安全性をめぐって近年、新しい知見が相次いで発表されています。
https://www.omura-toshinari.com/_assets/page_files/files/000/044/383/bbf53e9f5924df2b93ac76bfcb1e3e0171e75018/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E3%83%BB%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E8%A6%8F%E5%88%B6%E4%BA%8B%E5%8B%99%E6%89%80%E7%94%B3%E5%85%A5%E3%82%8C.pdf?1666147325
引用元: ・「巨大地震が発生する」「群発地震は大地震の前兆演出」「激熱」…京都大学や金沢大学が2016年頃から指摘するも、原発推進派が『パヨク』連呼で握り潰し
研究者の間では、早い段階から規模の大きな地震への警戒が高まっていました。金沢大学の平松良浩教授は2021年7月の取材に対し「震度5弱、6弱、6強の揺れになることは考えられる」と指摘していました。
2021年9月16日にはM5.1の地震が発生し、珠洲市で最大震度5弱を観測。さらに2022年6月19日にはM5.4(最大震度6弱)、翌20日にはM5.0(5強)の地震が相次いで発生しました。地震活動はその後も収束することなく、震度1以上の地震は2021年は70回、2022年は195回に上りました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/54d9c14d2e11ab51b1f09f9089026ac3e6e067fa?page=2
日本国内で起こる典型は「本震―余震型」と呼ばれるもので、一度大きな地震が発生した後、時間が経過するにつれて余震の回数が少なくなっていくパターンです。これに対し「群発地震」は、明確に本震と呼べる大きな地震がなく、長期間にわたって地震を繰り返していく現象です。収束まで数年かかるケースもあり、1965年から1970年にかけて長野県で発生した「松代群発地震」では震度1以上の有感地震が6万回を超えました。
群発地震は活火山の周辺で多くみられる現象ですが、珠洲市の周辺では活火山は知られていません。なぜ火山がない地域で、これほど長く地震が続いているのでしょうか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/54d9c14d2e11ab51b1f09f9089026ac3e6e067fa?page=2
日本国内で起こる典型は「本震―余震型」と呼ばれるもので、一度大きな地震が発生した後、時間が経過するにつれて余震の回数が少なくなっていくパターンです。これに対し「群発地震」は、明確に本震と呼べる大きな地震がなく、長期間にわたって地震を繰り返していく現象です。収束まで数年かかるケースもあり、1965年から1970年にかけて長野県で発生した「松代群発地震」では震度1以上の有感地震が6万回を超えました。
群発地震は活火山の周辺で多くみられる現象ですが、珠洲市の周辺では活火山は知られていません。なぜ火山がない地域で、これほど長く地震が続いているのでしょうか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/54d9c14d2e11ab51b1f09f9089026ac3e6e067fa?page=2
日本人が目を背ける「南海トラフ巨大地震」の恐怖…東京・大阪の「タワマン」は本当に大丈夫か
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f6bfb46773aa4639dd028612e30af4b7d25c8cd
発売即6刷が決まった話題書『首都防衛』では、知らなかったでは絶対にすまされない「最悪の被害想定」がありありと描かれている。
ここでは、過去の大災害から得られた教訓を考えたい。災害時にトラブルはつきものだが、何が奏功し、どのような課題があったのだろうか。
(※本記事は宮地美陽子『首都防衛』から抜粋・編集したものです)
超高層ビルはどれくらい揺れるのか?
2011年3月の東日本大震災発生時、東西の大都市のランドマークにもなっていた都庁舎、大阪府庁舎が大きな揺れに見舞われた。
大阪でもビルの壁や天井が損傷した。意外に思う方もいるかもしれない。
ただ、これを上回るとされるのが南海トラフ巨大地震だ。
〈内閣府の検討会による推計では、東京、名古屋、大阪の3大都市圏では南海トラフ巨大地震発生時の超高層ビルの揺れ幅は東京23区や名古屋で最大約3メートルと東日本大震災発生時の2倍近くに達し、震源からの距離が近い大阪の一部は最大約6メートルと指摘された。〉(『首都防衛』より)
超高層ビルが3~6メートル揺れるというのは、想像するだけで恐ろしい。
タワーマンションの落とし穴
一方、タワーマンションでは、何が起こるのか。 〈タワマンと呼ばれる20階以上の高層マンションは全国に1464棟(2022年末時点)ある。首都圏の1都3県に半数超が建てられ、戸数ベースでは約9割が3大都市圏に集中する(東京カンテイ調べ)。
建物の構造自体の強度を高める耐震構造、制振部材を設置して揺れを吸収する制振構造、揺れを伝えにくくする免震構造によって地震対策はなされているが、同じ地震であっても高層階になれば揺れ方は強くなる。
超高層ビルに備えられた高速エレベーターには最寄り階がないため緊急停止し、中に閉じ込められたり、避難階段が狭いため避難経路が制限されたりするリスクはあるだろう。火災発生時にどう対応するのかも含め、事前に考えておくことが重要だ。〉(『首都防衛』より)
火災報知器は電池が切れていれば作動せず、揺れで水道管の配管が壊れるとスプリンクラーが使えない……。
南海トラフ巨大地震はそんな事態を招くことになりそうだ。
つづく「『まさか死んでないよな…』ある日突然、日本人を襲う大災害『最悪のシミュレーション』」では、日本でかなりの確率で起こり得る「恐怖の大連動」の全容を具体的なケース・シミュレーションで描き出している。