篠山紀信さん死去 田中みな実が語っていた撮影伝説「ニップレス、邪魔だから取っちゃおうか」
日本を代表する写真家である篠山紀信さんが1月4日、東京都内の病院で亡くなった。83歳だった。
ジョン・レノンの生前のラストアルバム『ダブル・ファンタジー』、山口百恵の『イミテイション・ゴールド』、松田聖子の『赤いスイートピー』などのジャケットのほか、宮沢りえの『Santa Fe』、樋口可南子の『Water Fruit』といった写真集など、数々の名作を世に送り出してきた。
そんな篠山さんの「凄腕撮影テク」を、田中みな実が2018年5月30日放送の『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)で明かしていた。
田中は雑誌『UOMO』での撮影の際、ニップレスをつけていたが、ヒートアップしてきた篠山さんから「ちょっとそれ、邪魔だから取っちゃおうか」と提案された。
田中は「(ニップレス)取ると(乳首が)見えちゃうんで」と抵抗はしたものの、巨匠の勢いに負けて、「その場で(ニップレスを)ピリッって取って、スタイリストさんに渡して」と生々しい撮影現場でのやりとりを明かしていた。
また、筧美和子は2014年6月12日放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)で、写真集『ヴィーナス誕生』を篠山さんに撮ってもらった際のエピソードを披露。
篠山さんの印象を「ひとことでいうと、おばあちゃんみたいな人」と明かし、「普通はスタイリストさんが胸の形を直したりするんですけど、篠山さんは直接、直すんです。普通、男性の人にさわられたら嫌だと思うんですけど、おじいちゃんというよりおばあちゃんだったから」と、異性をまったく感じさせなかったことを明かしていた。
また、X JAPAN・YOSHIKIは2015年8月30日放送の『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)で、篠山さんとの撮影で起きた「シャワーが熱くて帰った伝説」についてコメント。
「シャワーが熱湯しか出ずに、簡単なヤケドのようになってしまって、様子をみるためにいったん帰った」と「怒って帰宅した」わけではないことを話していた。
篠山さんの訃報に、SNSではさまざまな意見が寄せられた。
《伝説の写真家がまた一人なくなった、とても残念だ》
《篠山紀信さん、亡くなったんか… 天才、伝説だらけの逸話たくさんあった方でしたね》
《篠山紀信さんといえば、意図せずにYOSHIKIさんのこの伝説をコーディネートしてしまった方でもあります。 ここまで語り継がれるとは誰も想像していなかったでしょうが》
「篠山さんは、155万部を売り上げた宮沢さんの『Santa Fe』の撮影について、2015年7月26日放送の『ヨルタモリ』(フジテレビ系)で話しています。
『りえママに“もう、りえちゃんも18(歳)になったんだし、ヌードでも撮っておいたほうがいいよなあ”ってね。冗談ですよ。まさか撮影できるなんて思わないから』と、宮沢さんの母、光子さん(2014年に死去)に伝えたそうです。すると『ママが“そしたら、次の連休明けかなあ”って言うの。もう、びっくりして。撮影できるんじゃん!』と、りえママから即決されたことを振り返っていました」(芸能ライター)
篠山さんの伝説は、今後も多くの人に語り継がれていくはずだ。
引用元: ・篠山紀信さん死去 田中みな実が語っていた撮影伝説 「ニップレス、邪魔だから取っちゃおうと提案され」「巨匠の勢いに負けて取って…」 [冬月記者★]